
国際盲導犬の日
4月19日は「地図の日」。今回は「地図の日」の意味や由来を解説します。
また、「地図の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に旅行・観光業界の方や地図に関する製品やサービスを提供している企業、イベント企画を行っている企業などはぜひ参考にしてみてください。
4月19日は「地図の日」です。日本で初めて正確な日本地図を作った伊能忠敬が、1800年のこの日に国土測量のため江戸を出発したことに由来しています。いつ、誰が制定したかは不明です。
蝦夷地を目指して出発した伊能忠敬は、16年の歳月をかけて日本全国を測量。その後、地図の制作に取り掛かり、実際に完成したのは伊能忠敬の死後である1821年(文政4年)でした。日本初の正確な測量のための一歩であったことから、「最初の一歩の日」ともいわれています。
現在でも地図は日常的に使うものの1つ。「地図の日」をきっかけに地図アプリのアップデートなどが行われています。
「地図の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「地図の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「地図の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「地図の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「地図の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「地図の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「地図の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「地図の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
ヘアケア商品を開発する綺和美(スリーエム株式会社)は、「地図の日」をきっかけに「家族で地図を広げてみることはありますか?」というテーマのアンケート調査結果を発表しました。
コロナ禍で中々旅行やお出かけが難しい今、「家族で地図を広げて見ることはありますか?」「家族で地図をみるのは大切だと感じている人の割合」「コロナ禍が落ち着いたら「ここに行きたい!」「地図をみて家族で話し合ったことはあるのか?」などといったを調査を実施。
旅行へ行けるようになった時には、身だしなみも大事として自社製品のPRをうまく盛り込んでいる点がGOODポイントです。
参考:【4月19日は地図の日】春休みにお出かけできないなら家族で地図を眺めてみよう
地図アプリ「地図マピオン」(iOS版)を運営する株式会社ONE COMPATHは、「地図の日」に合わせて機能をアップデート。
アップデートの内容には、有料サービスがチケット制からサブスクリプション型に変わることや有料サービスの一部「到達圏マップ」の機能拡充などが盛り込まれています。
記念日に合わせて発表することでより大きなPR効果が期待できるといえます。
参考:アプリ「地図マピオン」、4/19地図の日にアップデート
「地図の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「地図の日」にちなんだイベントやキャンペーンを開催したり、地図や土地に関する調査リリースを出したりするのも一案です。また、自社で「地図の日」に関する取り組みをしている場合は、そちらも発信するとよいでしょう。
地図には一般的な地図以外に、子どもが遊びで使う地図や何かに特化した地図などさまざまな種類があり、幅広い角度から広報PRできそうです。
今一度「地図の日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
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