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マーガリンの日(10月24日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日マーガリンの日(10月24日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

10月24日は「マーガリンの日」。今回は「マーガリンの日」の意味や由来を解説します。

また、「マーガリンの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に飲食業界の方や、加工食品をメインに取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「マーガリンの日」の意味・由来とは?

10月24日は「マーガリンの日」です。食用加工油脂を製造・販売する会社が集う、日本マーガリン工業会によって制定されました。

日付は、マーガリンの生みの親であるフランス人、メージュ・ムーリエ・イポリットの誕生日(1817年10月24日)が由来。マーガリンについて多くの人々に知ってもらい、風味やおいしさなど魅力を伝えることが目的です。

同会は毎年「マーガリンの日」にちなんで、プレゼント抽選キャンペーンなどの広報PR活動を実施しています。特定商品を紹介するだけでなく、マーガリンを用いた新メニューのプレスリリースを出したり、関連のキャンペーン企画につなげたりといったきっかけに有用な記念日です。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「マーガリンの日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「マーガリンの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「マーガリンの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「マーガリンの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「マーガリンの日」を元に発信をする流れ

「マーガリンの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「マーガリンの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「マーガリンの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「マーガリンの日」を広報PRに活かした事例

「マーガリンの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「マーガリンの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「マーガリンの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.ヴィーガンコースメニューに食用油脂ブランドの材料を採用

ミヨシ油脂株式会社は、同社が展開するプラントベース向け食用油脂ブランド「botanova」のプレスリリースを発表しました。株式会社トライアウト運営の「SHE meguro」において、「ヴィーガンコースメニュー」での採用が決定。

植物性の原料のみを用いた同ブランドでは、バターに含まれる香り・味を分析し、動物性原料を使わずにおいしさを引き出しているのが強みです。プレスリリースとして発表することで、店舗とメニューの認知拡大効果を発揮した広報PR事例といえます。

参考:【ミヨシ油脂】プラントベース向け食用油脂ブランド「botanova」がSHE meguroの「ヴィーガンコースメニュー」に採用、9月28日から提供開始

事例2.マーガリンの原材料を持続可能なパーム油に変更

生活クラブ生協連合会は、マーガリンの原材料に関するニュースリリースを公開しました。一般的に原材料として使用されるパーム油を「RSPO」認証のパーム油に変更する取り組みです。

RSPOは、持続可能なパーム油の生産・利用を目指す国際的な認証制度で、森林破壊や温室効果ガスの排出といった課題を解決するために役立っています。ニュースリリースでは、今回変更したパーム油における製造の仕組みをイラストで解説しているのがGOODポイント。SDGsの取り組みを発信するためにも有用な広報PR事例です。

参考:マーガリンの原材料を持続可能な生産に貢献するパーム油に変更【2022年7月4日から】

事例3.解凍と焼成で風味豊かなクロワッサンが作れるキット商品

敷島製パン株式会社(Pasco)は、新商品「スマート冷凍パンキット クロワッサン」の発売を発表しました。同社が提供するパンの手づくりキット「おうちパン職人シリーズ」から、新たに登場した冷凍生地商品です。

成形や発酵の工程がなく、解凍・焼成のみで焼き上がるのが魅力。フランス産の発酵バター入りマーガリンを使用しており、冷凍ながら豊かな風味を味わえるこだわりを強みとしています。プレスリリースでは、シリーズの他商品について簡単に説明した内容もGOODです。

参考:発酵いらずで気軽に焼きたてパンが楽しめる!「スマート冷凍パンキット クロワッサン」

「マーガリンの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

10月24日の「マーガリンの日」は、マーガリンに注目が集まり、パンをはじめとする食品を想起させるきっかけになる日です。食品の製造に携わっている方や、マーガリンを用いたメニュー開発を行う企業の方にとっては特に、「マーガリンの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「マーガリンの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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