パブリックドメインの日
2月9日と毎月29日は「肉の日」。今回は「肉の日」の意味や由来を解説します。
また、「肉の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に飲食業界の方や、食品関係のサービスやイベントを行なっている企業は、ぜひ参考にしてみてください。
「肉の日」の意味・由来とは?
2月9日と毎月29日は「肉の日」です。「肉の日」は、都道府県食肉消費者対策協議会によって制定されました。毎月29日のほか、2月9日と毎月29日は「肉の日」として親しまれており、日付は「2(に)9(く)」の語呂合わせに由来しています。
全国食肉事業協同組合連合会(全肉連)では、2月9日と毎月29日を「肉の日」または「お肉の日」としてキャンペーンを実施。また、JA全農(全国農業協同組合連合会)と連携し、さまざまな食肉流通団体や食肉販売団体などとともに、「肉の日」に関する事業を行っています。
「肉の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「肉の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「肉の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「肉の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「肉の日」を元に発信をする流れ
「肉の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「肉の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「肉の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「肉の日」を広報PRに活かしたい参考事例
「肉の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「肉の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
事例1.毎月29日と2月9日「肉の日」を組み合わせた特別キャンペーン
焼肉レストラン安楽亭を運営する株式会社安楽亭は、「ダブル肉の日キャンペーン」の開催をプレスリリースで発表しました。2024年1月29日の「肉の日」と2月9日の「肉の日」を掛け合わせて、通常の「肉の日」の拡大版として実施するイベントです。
毎月ある記念日と、1年に1日の2月9日の「肉の日」をうまく組み合わせて「ダブル」としたのがユニークなポイント。キャンペーン内容がひと目でわかるよう、クーポン情報や価格を明記した画像もGOODです。
参考:上タン塩など人気4品がなんと半額!「ダブル肉の日キャンペーン」が1月26日(金)より開催!
事例2.「肉の日」にちなんで新グランドメニューを限定価格で提供
株式会社ホットパレットは、2024年1月29日「肉の日」から2月9日の「肉の日」にかけて、「肉の日ウィーク」と題したキャンペーンの開催をプレスリリースで発表しました。期間中は、2023年12月にグランドメニューに加わった「肉盛りPEPPER‘S」を、限定価格の990円(税込)で提供。
記念日にちなんだキャンペーン企画ですが、利用者にとってまだ馴染みがない可能性のあるメニューを限定価格で提供することで、購買意欲につなげたのがGOODポイント。さらに、キャンペーン開始日の直前にプレスリリースを配信し、より多くの人に認知してもらう効果が期待できます。
参考:【ペッパーランチ】肉の日ウィーク「肉盛りPEPPER’S」を990円で販売!
事例3.「肉の日」にグランドオープンする店舗をプレオープン情報を公開
総合近江牛商社は、滋賀県大津市で展開する「近江牛ホルモン畜産すだく瀬田店」のグランドオープンをプレスリリースで発表しました。2024年2月9日の「肉の日」に合わせたオープンが決定しており、プレオープンとなる2月5日〜8日の期間中半額キャンペーンを開催。
覚えやすい記念日にオープンを合わせたことだけでなく、スタッフ研修のために半額キャンペーンが開催されることや、そのほかのお得な情報もしっかり訴求したプレスリリースがGOODです。「肉の日」の広報PRとしてはもちろん、新店舗やリニューアルの情報発信としても参考になります。
参考:【1年に1度の焼肉の日!】2024年2月9日(金)に『近江牛ホルモン畜産すだく瀬田店』がグランドオープン!
事例4.4年に一度の特別な「肉の日」キャンペーンを開催
GOSSO株式会社は、「0秒レモンサワー®仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭」にて「29男。29女。〜4年に一度のW肉の日〜」と題したキャンペーンを開催することをプレスリリースで配信。2月9日と29日の「肉の日」に、5つの対象商品を半額・倍量で提供する企画です。
2024年はうるう年であることから、4年に一度の「W肉の日」を記念と記載し、特別感を増しているのがGOODポイント。プレスリリースの後半では、リニューアルした公式アプリの紹介も加えています。
参考:「0秒レモンサワー®仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭」『29男。29女。~4年に一度のW肉の日~』2月9日(金)29日(木)限定でキャンペーン開催
事例5.公式Instagramで「肉の日」のプレゼント企画を実施
ヨシケイ開発株式会社は、2024年2月9日の「肉の日」に先駆けてプレスリリースを配信しました。フォロワー数が2.9万人を突破したヨシケイ公式Instagramにて、フォロー・いいねすると抽選で5人に「国産黒毛和牛肩ロースA5等級1Kg」が当たるプレゼント企画です。
「肉の日」にちなんだキャンペーンであることだけでなく、SNSフォロワーの増大に伴った企画であることを訴求しています。フォローといいねのみで応募できるため、キャンペーンをきっかけに自社製品への注目が集めた有用な広報PR施策といえるでしょう。
参考:\2月9日(金)は肉の日/国産黒毛和牛肩ロースA5等級1Kgが届く!肉の日キャンペーン開催!
「肉の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「肉の日」の意味や由来、広報PRの参考になる事例を紹介しました。
「肉の日」は2月9日はもちろん、毎月29日にやってくる記念日のため、いろいろな形で広報PR案を考えやすいのもひとつの特徴です。「肉の日」にちなんだイベントはもちろん、連動したキャンペーンを開催したり、「肉の日」に関連した調査リリースを出したりするのも一案です。
さまざまな事例を参考にして、より自社のオリジナリティが出る取り組みを考えてみてはいかがでしょうか。
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