
心の介護に向き合う日
10月15日は「きのこの日」。今回は「きのこの日」の意味や由来を解説します。
また、「きのこの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、飲食店を展開する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
10月15日は「きのこの日」です。きのこを含む特用林産物の消費拡大・産業振興を目指す日本特用林産振興会により、1995年に制定されました。
日付は、きのこが最も多く取り扱われる月である10月に、月半ばで慌ただしくなく、落ち着いてきのこのアピール活動を行えるよう15日、ということで10月15日となっています。
きのこに対する正しい知識の普及、きのこの健康食品としての有用性や調理・利用方法の浸透をはかることが目的とされており、販売店ではきのこの日にちなんだセールなども行われています。
「きのこの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「きのこの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「きのこの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「きのこの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「きのこの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「きのこの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「きのこの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「きのこの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
記念日に関した事例ではないものも、今後「きのこの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
株式会社エー・ピーホールディングス(APHD)が運営するきのこの火鍋専門店「裏の山の木の子」は、2024年10月15日の「きのこの日」から「裏の山の松きのこ」コースの提供をスタートすることを発表しました。12月31日までの期間中、松きのこなど12種類のきのこを使ったコースメニューです。
プレスリリースでは「松きのことは?」と見出しを設け、品種の特徴や味わいなど独自性のある魅力を紹介したのがGOOD。火鍋やコースメニューがイメージできるよう、複数の写真を掲載したのも魅力的です。
参考:【裏の山の木の子】10月15日は\きのこの日/。希少な「松きのこ」を主役にしたヘルシー火鍋コース開始
宮崎県は、2024年10月11日から15日にかけて開催する「みやざき乾しいたけフェア」についてプレスリリースを配信しました。同県で毎年恒例イベントとして知られている企画で、プレスリリースでは10月15日の「きのこの日」についても触れています。
開催期間や場所、イベント内容がわかるポスター画像のほか、ダウンロード可能なリンクやゲスト情報なども明記したのがGOODポイント。記念日に絡めて親和性を伝えたのはもちろん、重要な情報をわかりやすく表にまとめた構成も魅力的な広報PR事例です。
株式会社マイクロマガジン社は、2023年10月15日の「きのこの日」にプレスリリースを配信しました。きのこがたくさん登場する絵本『おべんとばこさん こんにちは!』の読み聞かせ動画を新たに公開し、書籍情報と併せて紹介しています。
未来屋えほん対象に入選した実績や本書ならではの独自性を記載し、「きのこの日」に合わせて公開したタイミングがGOOD。プレスリリースでは読み聞かせ動画や絵本表紙のほか、メディア紹介や著者プロフィールといった情報もピックアップしています。
参考:10月15日は、きのこの日!秋の行楽シーズン到来!かわいいキノコも沢山登場する絵本『おべんとばこさん こんにちは!』全文読み聞かせ動画を公開!
「きのこの日」は、きのこに注目が集まる日です。
きのこの生産・販売に関わる企業の方や、きのこを使用したメニューを提供する飲食店の方にとっては特に、「きのこの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「きのこの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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