
緑茶の日
8月9日は「ながさき平和の日(長崎市)」。今回は「ながさき平和の日(長崎市)」の意味や由来を解説します。また、「ながさき平和の日(長崎市)」をきっかけに平和に関する取り組みや想いを発信する広報PR事例を紹介します。
8月9日は「ながさき平和の日(長崎市)」です。1995(平成7)年、長崎県長崎市の条例として、記念日が公布・施行されました。
1945年8月9日、アメリカ軍のB29により、長崎市に原子爆弾が投下されました。この日の原爆被害者を追悼し、同じ悲劇が繰り返されることのないよう、平和の意識を高めることが制定の目的です。
毎年8月9日には、長崎市が平和を呼びかけるさまざまな式典やイベントを実施しています。
「ながさき平和の日(長崎市)」に合わせて多くのメディアが戦争や平和に関する内容を報じます。「ながさき平和の日(長崎市)」に関する平和を願う想いや自社で関連するの取り組みをしている場合は、プレスリリースで想いを届けてみてください。
「ながさき平和の日(長崎市)」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ながさき平和の日(長崎市)」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.想いや情報を届けたい内容を決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ながさき平和の日(長崎市)」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
記念日に関するプレスリリースの配信の詳細は以下の記事からご確認ください。
ここからは「ながさき平和の日(長崎市)」に関する取り組みをプレスリリースで配信した事例を紹介します。
スポーツ流通事業やイベント事業を展開する株式会社エスエスケイは、デンマークのスポーツブランド「hummel(ヒュンメル)」のピースユニフォームについてプレスリリースを配信しました。毎年広島県で開催される、広島と長崎の親善試合のユニフォームで、折り鶴やハトなど平和を願うデザインです。
「ながさき平和の日」の事例ではありませんが、両県の平和のシンボルと国連訓練調査研究所(ユニタール)のロゴが入った、平和の発信を後押しするユニフォームであることを紹介しています。ユニフォームのことでけでなく、平和学習を実施することや「サッカーを通じた平和を伝えたい」といったメッセージも掲載しています。
参考:ヒュンメルが広島と長崎から平和を願うピースユニフォームを発表!
広島県に本社を置く精密鋳造メーカーの株式会社キャステムは、2023年8月6〜9日の期間中に「広島-長崎 折り鶴駅伝 2023」を開催することをプレスリリースで発表。1945年に原爆が投下された広島県から長崎県までの道のり600kmを平和のタスキでつなぎます。
ランナーは、原爆の子の像のモデルとなっていた佐々木禎子氏の親族やキャステムの社員など総勢142人。プレスリリースでは駅伝開催に至った背景を自社の取り組みと絡めて説明し、広島、長崎に原爆が投下された「原爆の日」に合わせて世界平和への思いを伝えています。
参考:広島の精密鋳造メーカーが「原爆の日」に合わせて長崎までの道のり600kmを駅伝で繋ぐ!
ソフトウェア制作を行う株式会社MuuMuは、長崎原爆遺跡を訪れる観光客などに被爆の理解を深めてもらうコンテンツ「被爆建造物等AR」を制作し、プレスリリースで発表しました。
現地にあるQRコードをスマートフォンなどで読み込むと、爆心地では今と被爆時の景色を比較できる360度パノラマ画像、山王神社二の鳥居では原爆による破壊をイメージしたアニメーションを見ることができます。
プレスリリースには、実際に被爆の実相を体感できるAR画像や動画のスクリーンショットを掲載。現在の写真と並べて掲載することで、原爆による当時の様子をリアルに伝えています。記念日にちなんだ事例ではありませんが、原爆の被害や平和の大切さを広く伝えたプレスリリースです。
8月9日の「ながさき平和の日(長崎市)」は、戦争・平和を想起させるきっかけになる日です。歴史に関する商材を扱っている方や、平和にまつわる啓発活動を企画している方は、「ながさき平和の日(長崎市)」とともに平和への祈りや想いを届けましょう。
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