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全国学校給食週間(1月24〜30日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日全国学校給食週間(1月24〜30日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

1月24~30日は「全国学校給食週間」。今回は「全国学校給食週間」の意味や由来を解説します。

また、「全国学校給食週間」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界・教育業界の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「全国学校給食週間」の意味・由来とは?

1月24~30日は「全国学校給食週間」です。1947年1月、米国のLARA(アジア救済公認団体)の援助により戦時中に中断されていた学校給食が再開されました。前年の12月24日に東京都内の小学校でLARAから給食用物資の贈呈式が行われたことを記念し、12月24日が「学校給食記念日」(当初は「学校給食感謝の日」)と定められました

1950年から、冬季休業と重ならない1月24日~1月30日までの1週間が文部科学省により「学校給食週間」とされるようになりました。

子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけるうえで重要な役割を果たす学校給食に対し、児童・生徒や教職員、保護者や地域住民の理解を深め関心を高めることを目的とし、全国の学校でさまざまな行事が開催されています。

「全国学校給食週間」をきっかけに広報PR活動する効果

「全国学校給食週間」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「全国学校給食週間」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「全国学校給食週間」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「全国学校給食週間」を元に発信をする流れ

「全国学校給食週間」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「全国学校給食週間」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「全国学校給食週間」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「全国学校給食週間」を広報PRに活かした事例

「全国学校給食週間」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「全国学校給食週間」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「全国学校給食週間」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.足立区の「おいしい給食事業」について成果を発表

東京都足立区は、区独自の「おいしい給食事業」についてのプレスリリースを発表しました。

プレスリリースのタイトルに「日本一を目指す」や「注目されている3つのワケ」など、読みたくなるフレーズが入っているのがGOOD。給食のレシピを書籍化したり、ミールキットを発売したりするなど、先進的な取り組みを項目ごとに紹介し、区の姿勢が伝わってくる内容になっています。

「全国区学校給食週間」に関連した広報PRではありませんが、学校給食に関する自治体の取り組みを伝えるプレスリリースとして参考になります。

参考:日本一を目指す「足立区のおいしい給食」がアツイ!!今、再び注目されている3つのワケ

事例2.学校給食のための事業で資金調達を実施

学⽣向けフードデリバリーアプリ「PECOFREE(ペコフリー)」を運営する株式会社PECOFREEは、新たに資金調達を実施したことをプレスリリースで発表しました。

プレスリリースでは学校給食における課題をしっかり説明し、事業の社会的意義が伝わる内容になっているのがGOOD。資金調達によって成し遂げたいことなども明記され、ステークホルダーの共感を得るプレスリリースになっています。投資家によるコメントを掲載しているのも、信頼性を高めています。

「全国学校給食週間」に関連した広報PRではないものの、学校給食の課題を解決するための事業をPRするプレスリリースとして、参考になる事例です。

参考:持続可能な学校給食の実現を通して日本の食の未来をつくる!PECOFREEが日本政策金融公庫とJAグループの共同出資で設立されたアグリビジネス投資育成株式会社から資金調達を実施

事例3.「学校給食シリーズ」として3商品を発売

製パン会社のフジパン株式会社は、学校給食シリーズの『学校給食ドイツロール』、『学校給食スラッピージョー味』、『学校給食あげぱん』を期間限定で発売すると、プレスリリースで発表しました。

プレスリリースでは、フジパンと学校給食との関係に触れ、商品開発の背景を説明。そこから学校給食シリーズの商品紹介につなげ、納得度の高い内容になっています。タイトルに「子どもの頃に食べた思い出の給食パン」というフレーズを入れて、目を引く工夫をしているのもGOODです。

記念日に関連したプレスリリースではありませんが、学校給食に関する新商品の発売を伝える広報PRとして参考になります。

参考:新商品『学校給食シリーズ』期間限定発売 子どもの頃に食べた思い出の給食パン~豊明市学校給食『ドイツロール』、名古屋市学校給食『スラッピージョー』~

「全国学校給食週間」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「全国学校給食週間」は、学校給食に注目が集まり、食育や正しい食習慣を想起させるきっかけになる日です。

食品・飲食に携わる企業の方や、教育事業を手がける企業の方にとっては特に、「全国学校給食週間」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「全国学校給食週間」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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