
シリアルの日
3月30日は「国立競技場落成記念日」。今回は「国立競技場落成記念日」の意味や由来を解説します。
また、「国立競技場落成記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特にスポーツ業界の方やエンターテインメント業界の方、イベント運営を行っている企業などはぜひ参考にしてみてください。
3月30日は「国立競技場落成記念日」です。1958年(昭和33年)のこの日、東京の明治神宮外苑に「国立霞ヶ丘陸上競技場」(旧国立競技場)が完成し、落成式が行われたことに由来しています。
1958年の「第3回アジア競技大会」のメイン会場として設立され、その後1964年(昭和39年)の「東京オリンピック」で開閉会式場・メイン会場となりました。また、毎年「全国高校サッカー選手権大会」の主催会場となることから「高校サッカーの聖地」としても知られています。
2020年(令和2年)に「東京オリンピック・パラリンピック」が開催されることが決定し、2014年(平成26年)5月31日に旧国立競技場は改修のため閉鎖・解体。2019年(令和元年)11月30日に現在の国立競技場が完成しました。また、国立競技場はスポーツの試合だけでなくコンサート会場としても使用されています。
「国立競技場落成記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国立競技場落成記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国立競技場落成記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「国立競技場落成記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「国立競技場落成記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「国立競技場落成記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「国立競技場落成記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「国立競技場落成記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「国立競技場落成記念日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
公益財団法人・日本陸上競技連盟は、数量限定スペシャルチケットのプレスリリースを配信しました。2024年5月19日に国立競技場で開催する「セイコーゴールデングランプリ陸上2024東京」で、ハイタッチやプレミアムシートなどの特典が付くチケットです。
プレスリリースでは、144席限定のプレミアムシートや団体部屋、アスリート集合写真など特典の内容を写真とともに紹介しています。チケットの販売開始日に合わせて配信することでメディア関係者の目に留まりやすくなり、取り上げてもらう機会を増やす効果も期待できる広報PR事例です。
参考:【セイコーGGP】10つの特典付きプレミアムシートやハイタッチ付きなど数量限定スペシャルチケット販売開始!
株式会社アールビーズは、一般財団法人・アールビーズスポーツ財団が主催する「さつきラン&ウォーク2024 企業対抗戦」のプレスリリースを配信しました。約1ヵ月間にわたり、歩数や走行距離を競うオンラインイベントです。
最終日の6月2日は、国立競技場で「RUNNETリレーカーニバル」と題したリアルイベントを開催。企画の概要を踏まえたうえで、参加企業の95%が「満足」と回答したこと、「社内コミュニ―ケーションが活性化した」という声があがったことなどを訴求したのがGOODポイントです。
参考:〝健康経営〟応援イベント「さつきラン&ウォーク2024 企業対抗戦」開催!最終日はリアルイベント「RUNNETリレーカーニバル」で国立競技場に集合!
アンダーアーマーの日本総代理店である株式会社ドームは、1日限定で国立競技場を開放し、イベントを展開することを発表しました。プレスリリースでは、1マイル最速を競うレースやランニングクリニック、最新シューズの試し履きといったプログラムを紹介しています。
同社が運営する会員プログラム「UAリワード」の登録会員を対象とした企画ですが、自社の取り組みやイベント情報を発信することにより潜在層への認知拡大効果に寄与したのが特徴。タイトルや記事内容はシンプルですが、必要な情報を確認しやすい構成も参考になる事例です。
参考:アンダーアーマー 「国立競技場」のトラックを1日限定でランナーに開放
「国立競技場落成記念日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「国立競技場落成記念日」には、国立競技場というワードやそれに関連したイベント・スポーツが注目されます。開催されるイベントや試合だけでなく、会場で提供される製品やサービスに自社が関わっている場合は積極的に発信するとよいでしょう。
今一度「国立競技場落成記念日」をきっかけに、自社製品やサービスなどを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
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