
心の介護に向き合う日
11月16日は「自然薯の日」。今回は「自然薯の日」の意味や由来を解説します。
また、「自然薯の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、自然薯(ヤマノイモ)の生産・販売に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
11月16日は「自然薯の日」です。静岡県熱海市で食事処「麦とろ童子(わらべ)」を経営する、清水元春氏によって制定されました。
日付は、「いいいも」の「も」が数字の6に似ていることから、「い(1)い(1)、いも(6)」の日と読む語呂合わせが由来。また、11月は自然薯の最盛期であることにもちなんでいます。
日本特有の植物であり、体に良いとされる自然薯(ヤマノイモ)の魅力を発信し、体力をつけてもらうのが記念日制定の目的です。
山に自生する自然薯の収穫は冬季がシーズンですが、多様な方法で栽培された自然薯を販売したり、漢方薬として用いられたりしています。自然薯そのものの販売情報を発信するだけでなく、自然薯を用いたメニューの開発・提供のきっかけとしても有用な記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「自然薯の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「自然薯の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「自然薯の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「自然薯の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「自然薯の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「自然薯の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「自然薯の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「自然薯の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「自然薯の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
東京都内に飲食店を展開する株式会社やる気カンパニーは、中目黒駅そばに『博多小皿おでんと自然薯ちかっぱ堂』をグランドオープンすることをプレスリリースで発表しました。一品ずつ別の鍋で煮て、一皿ごとに提供する博多おでんと自然薯が自慢のおでん屋です。
プレスリリースでは、どんなおでん屋なのかがわかるようにお店の外観からコンセプト、メニューなどを丁寧に掲載。一皿おでんとこだわりの自然薯を使ったシズル感のあるメニューの写真、味をイメージしやすい紹介文がGOODです。
「自然薯の日」の事例ではないものの、新店舗の魅力が伝わる構成が参考になります。独自に打ち出したいメニューと記念日がマッチした際は、記念日と絡めてプレスリリースを配信するのも一案です。
参考:小皿で楽しめるおでん『博多小皿おでんと自然薯 ちかっぱ堂』中目黒山手通り沿いに 10月31日(木)グランドオープン
静岡市は、特産品約140点の販売や市内観光スポットを紹介する「静岡フェア2024」を、11月8日と9日の2日間限定で開催。ふるさと納税返礼品で取り扱う商品を、その場で購入することもできるイベントの告知をプレスリリースで配信しました。
プレスリリースでは、販売する商品や観光スポット、人気のふるさと納税人気返礼品TOP5などを、豊富な写真を使って紹介している点がGOODポイント。静岡市の魅力が伝わる内容になっています。
直接記念日に関連したプレスリリースではありませんが、特産品に関する情報を発信する際は記念日と絡めてプレスリリースを配信するのもおすすめです。
参考:【グルメや観光スポット、ふるさと納税まで一挙に公開】静岡の魅力を存分に味わえる「静岡フェア2024」を11月8日(金)、9日(土)にて期間限定開催
飲食事業を展開する株式会社エー・ピーホールディングスは、グループ会社の株式会社AP B.CUEが運営する“日式”火鍋店「裏の山の木の子」の冬季限定メニュー「粘粘薯茸」の提供開始を発表しました。
プレスリリースでは、火鍋の食材である自然薯の健康効果に注目。漢方薬としても大切にされてきた自然薯について、写真とともにわかりやすく説明しています。
記念日にまつわる事例ではありませんが、今回の事例のように自然薯の栄養にフォーカスした内容は、記念日に合わせて広報PRするのもよさそうです。
参考:身体労わり“ご自愛グルメ”「粘粘薯茸(ねんねんじょじょう)」裏の山の木の子でもっちもちの自然薯を火鍋で楽しんで
11月16日の「自然薯の日」は、自然薯や、自然薯を用いたメニューに注目が集まりやすい日です。和食を中心に販売している方や、自然薯の生産・販売に携わっている企業の方にとっては特に、「自然薯の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「自然薯の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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