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ねぎらいの日(11月23日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日ねぎらいの日(11月23日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

11月23日は「ねぎらいの日」。今回は「ねぎらいの日」の意味や由来を解説します。

また、「ねぎらいの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、ネギの栽培・販売に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「ねぎらいの日」の意味・由来とは?

11月23日は「ねぎらいの日(深谷ねぎらいの日)」です。「深谷ネギ」の産地として知られ、ネギの作付面積が日本全国1位を誇る、埼玉県深谷市によって制定されました。

日付は、「感謝」を意味する「ねぎらい」と「ネギ」を掛けて、国民の休日である「勤労感謝の日」に合わせたのが由来。大切な人や、日ごろからお世話になっている人に「深谷ネギ」を贈り、感謝を伝えるきっかけにすることが記念日制定の目的です。

深谷市の協働推進課や広報部では、毎年「ねぎらいの日」にちなんだシティプロモーションを展開しています。産地を特定した商品の広報PRだけでなく、ネギを使った料理を紹介したり、ネギ栽培に関する取り組みを発信したりといった企画に有用な記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「ねぎらいの日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「ねぎらいの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ねぎらいの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ねぎらいの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「ねぎらいの日」を元に発信をする流れ

「ねぎらいの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「ねぎらいの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「ねぎらいの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「ねぎらいの日」を広報PRに活かした事例

「ねぎらいの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「ねぎらいの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ねぎらいの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.「ねぎらいの日」の取り組みについてプレスリリースで配信

全国でもトップクラスのねぎの作付面積を誇る埼玉県深谷市は、市の魅力度の向上とねぎの消費拡大を図るため、11月23日の「勤労感謝の日」に大切な人へ『深谷ねぎ』を贈る習慣「深谷ねぎらいの日」を実施。今年度の施策について、プレスリリースで発表しました。

プレスリリースには、「ねぎらいの日」が日本記念日協会に登録された記念日登録証の画像とともに、「深谷ねぎらいの日」が2023年で5年目になることを記載。昨年の記念日のPRでの反響や取り組みを紹介しています。次いで、今年度の開催予定のコンテンツをイメージカットとともに掲載。場所・日時・対象となる人を明記し案内しているのがGOODです。記念日に合わせた広報PRの参考事例です。

参考:11月23日 勤労感謝の日は『深谷ねぎらいの日』大切な人を深谷ねぎでねぎらおう!

事例2.「深谷ねぎらいの日」に合わせて特別企画を実施

ふかや花園プレミアム・アウトレットを運営する三菱地所・サイモン株式会社は、11月23日の「深谷ねぎらいの日」を記念した企画を実施することをプレスリリースで配信しました。プレゼントや施設限定のメニューを提供します。

プレスリリースでは「深谷ねぎらいの日」の目的を導入に、2024年の企画内容を紹介。企画概要として、画像とともにそれぞれの詳細とポイントを載せた構成がGOODです。記念日をフックにした広報PR施策の見どころが丁寧にまとめられた好事例です。

参考:「深谷ねぎらいの日」連動企画 旬の冬野菜を味わおう ふかや花園アウトレット限定深谷ねぎ&ブロッコリーメニューを提供

事例3.廃棄される「深谷ねぎ」の葉を活用する技術を開発

埼玉工業大学の研究チームが、出荷時に廃棄される「深谷ねぎ」の葉を活用し、バイオプラスチックを製造する技術を開発したことをプレスリリースで配信。試作品として「深谷ねぎ」をモチーフにした箸置きが製作されました。

深谷市の特産品を活用し、廃棄問題と環境問題の解決を結びつけたアプローチは、地域住民だけでなく環境問題への意識が高い層からの共感も得やすい取り組みです。プレスリリースには、大学と企業が協力して地域課題に取り組んでいることが具体的に説明されており、実用性や社会貢献の意義がしっかり伝えている点もGOOD。

記念日に合わせたプレスリリースの配信ではありませんが、「ねぎらいの日」を制定した深谷市の「深谷ねぎ」を活用した社会性の高い施策の事例です。

参考:埼玉工業大学、「深谷ねぎ」の葉の資源化技術を開発

「ねぎらいの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

11月23日の「ねぎらいの日」は、言葉に掛かっているネギや、同日の記念日「勤労感謝の日」を早期させるきっかけになる日です。食品の製造に携わっている方や、ネギをメインとした企画を検討している方にとっては特に、「ねぎらいの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ねぎらいの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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