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ノーベル賞制定記念日(11月27日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日ノーベル賞制定記念日(11月27日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

11月27日は「ノーベル賞制定記念日」。今回は「ノーベル賞制定記念日」の意味や由来を解説します。

また、「ノーベル賞制定記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。マーケティングネタを探している方、特に科学・物理学・文学といった専門分野に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「ノーベル賞制定記念日」の意味・由来とは?

11月27日は「ノーベル賞制定記念日」です。ダイナマイトを発明した化学者アルフレッド・ノーベル氏が、1895(明治28)年の11月27日付の遺言書でノーベル賞制定の意思を示していたことから、記念日として知られるようになりました

ダイナマイトによって得た巨万の富を、世界的な功績を残した人々に配分するよう示されたのが、ノーベル賞制定のきっかけです。ノーベル氏の死後、財団が設立され、1901年11月27日に、第1回受賞式が執り行われました。

当初対象となった学問は、物理学・化学・生理学医学・文学・平和事業の5つ。現在は経済学を加えた計6分野となり、ノーベルの命日である12月10日にスウェーデンで授賞式が実施されています。

「ノーベル賞制定記念日」をきっかけに広報PR活動する効果

「ノーベル賞制定記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ノーベル賞制定記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ノーベル賞制定記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「ノーベル賞制定記念日」を元に発信をする流れ

「ノーベル賞制定記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「ノーベル賞制定記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「ノーベル賞制定記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「ノーベル賞制定記念日」を広報PRに活かした事例

「ノーベル賞制定記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「ノーベル賞制定記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ノーベル賞制定記念日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.ノーベル賞研究を切り口にした新商品の発表

株式会社プロラボホールディングスは、酵素ドリンク「ハーブザイム®113 グランプロ」シリーズから、「ハッコウブラック ハーブザイム®」を発売したことをプレスリリースで発表。ノーベル医学生理学賞の対象となった「オートファジー」研究に関わる素材である乳酸菌発酵茶『阿波晩茶』のエキスを使用した商品です。

プレスリリースでは、タイトルで“ノーベル賞研究”を前面に出し、権威性のある情報をフックに注目を集めている点が特徴的です。また、研究の概要や関連動向を簡潔に補足し、読み手が背景を理解しやすい構成に。記念日と直接の関係はありませんが、ノーベル賞という話題性の高いテーマと自社商品を結びつけ、ブランド価値を高める広報PRの手法として参考になります。

参考:ノーベル賞研究「オートファジー」に注目。“阿波晩茶エキス”×3つの”黒素材”配合の発酵ドリンク『ハッコウブラック ハーブザイム®』を11月14日(金)新発売

事例2.ノーベル賞受賞をフックにした新企画を開始

小中学生向けのオンライン研究スクールを運営する株式会社NEST EdLABは、新企画『大人の科学教室:DNAを見てみよう』を試験的に開始することをプレスリリースで発表しました。修士号・博士号を持つ研究者が講師となり、身近な道具を使って自分のDNAを取り出す体験ができる内容です。

プレスリリースでは、2025年度に日本人研究者がノーベル賞を受賞したニュースを冒頭で紹介し、その話題を入り口にすることで、読み手が企画へ興味を持ちやすい構成がGOOD。また、読み手への問いかけを交えた導入文は、参加意欲を高める書き方としても参考になります。記念日と直接の関連はありませんが、話題性の高いニュースを切り口に、関連イベントへの参加を促す発信として応用しやすい事例です。

参考:祝ノーベル賞!もう一度サイエンスのワクワクを!『大人の科学教室:DNAを見てみよう』を開催決定!

事例3.ノーベル文学賞受賞者の代表作が発行累計11万部を突破

株式会社河出書房新社は、ハン・ガン氏の代表作『すべての、白いものたちの』が、発行累計11万部を突破したことをプレスリリースで発表しました。ハン・ガン氏は、アジア女性として初めてノーベル文学賞を受賞しており、同作は多くのの書店でランキング1位を記録しています。

プレスリリースでは、ノーベル文学賞受賞作家の代表作であることと、その販売実績を前面に出したタイトルが印象的です。また、重版決定のニュースや書店でのランキング状況を補足し、受賞後の反響を具体的に示している点もGOODポイント。記念日と直接の関連はありませんが、ノーベル賞という時事性の高いテーマを入り口に、自社の作品にあらためて関心を向けてもらう発信の好例といえます。

参考:【アジアの女性として初めてノーベル文学賞受賞】ハン・ガン代表作『すべての、白いものたちの』、日本国内で海外文学としては異例の累計11万部突破!多数の書店でランキング1位を記録!!

「ノーベル賞制定記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

11月27日の「ノーベル賞制定記念日」は、ノーベル賞に注目が集まり、化学や文学といった学問を想起させるきっかけになる日です。専門的な分野に関する商材を扱う方や、ノーベル賞にまつわる企画を検討している方にとっては特に、「ノーベル賞制定記念日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ノーベル賞制定記念日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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