
「野菜フライ」の日
8月4日は「栄養の日」。今回は「栄養の日」の意味や由来を解説します。
また、「栄養の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に活かしている企業の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に食品メーカーの方や、栄養にまつわる商材を扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
8月4日は「栄養の日」です。管理栄養士や栄養士らから組織化している、公益社団法人・日本栄養士会によって制定されました。
日付は、栄養を「栄(8)」と「養(4)」と読む語呂合わせから。栄養に関する知識を深めて、自身の食生活について考えてもらうことが、記念日制定の目的です。また同団体は、8月1日から7日までの1週間を「栄養週間」としています。
毎年「栄養の日」や「栄養週間」には、同団体を筆頭に、さまざまな企業が食品・栄養に関するプロジェクトを実施。たとえば、2022年8月1日には、スペシャルゲストを招き市民公開講座を開催しました。
栄養は健康面に直結する要素でもあるため、食品業界を中心に、多様な広報PR活動に活かせるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「栄養の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「栄養の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「栄養の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「栄養の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「栄養の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「栄養の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「栄養の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「栄養の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「栄養の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
AI食事管理アプリ「あすけん」の開発・運営を手掛ける株式会社askenは、2024年8月4日の「栄養の日」にちなんだプレスリリースを配信。記念日に合わせて、公式YouTubeにて新Web CMを公開することを発表しました。
プレスリリースでは「栄養の日」とCMについて簡単に紹介したうえで、企画背景に言及したのがGOODポイントです。プレスリリースで情報を発信することで、Web CMはもちろん運営サービスを認知してもらうきっかけにもつながっています。
参考:【撮るだけ、カロリーがわかる。「あすけん SHOT」】新 WEB CM を「栄養の日」に公開
株式会社ポケモンは、2024年8月4日の「栄養の日」にちなんだプレスリリースを配信。AI食事管理アプリ「あすけん」を開発・運営する株式会社askenと、睡眠研究所と合同で食事管理と睡眠の関係性を調査し、第2弾として新たな結果を発表しました。
調査結果をサマリで簡単に紹介したうえで、詳細をイラストやグラフ画像とともにまとめた構成がGOODです。関連性の高い記念日をタイトルに明記することで、専門的ながら生活者にとっても読みやすいコンテンツに仕上げた好事例といえます。
参考:8 月 4 日の「栄養の日」に向けて、栄養と睡眠に関する調査結果を発表。たんぱく質・炭水化物・食物繊維の摂取量と睡眠の関係が明らかに!
ゼスプリ インターナショナル ジャパン株式会社は、公益社団法人日本栄養士会が展開する「栄養の日・栄養週間2024」への特別協賛をプレスリリースで発表しました。8月4日の「栄養の日」にちなんで、「口と栄養のおいしい関係」をテーマに実施するプロジェクトです。
記念日に関する概要や主旨を解説することで、自社の取り組みと理念の親和性を伝えたのがGOOD。「協賛背景」の見出しでは、企業で取り組んできた研究支援や日本人の食生活といった話題にも触れ、プロジェクトの社会的意義を唱えています。
参考:8月4日は「栄養の日」 日本における栄養不良の改善に向け「栄養の日・栄養週間2024」に特別協賛
8月4日の「栄養の日」は、食事や生活習慣の改善を想起させるきっかけになる日です。栄養バランスに配慮した商品を開発・販売する企業の方にとっては特に、「栄養の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「栄養の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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