津軽弁の日
10月23日は「オーツミルクの日」。今回は「オーツミルクの日」の意味や由来を解説します。
また、「オーツミルクの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に飲食店・喫茶店を運営する企業の方や、環境に配慮した飲食料を販売する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「オーツミルクの日」の意味・由来とは?
10月23日は「オーツミルクの日」です。オーツミルク飲料「goodmate」など多くの飲料ブランドを展開するHARUNA株式会社によって制定されました。日付は「オー(0)ツ(2)ミ(3)ルク」と読む語呂合わせに由来しています。
オーツ麦から作られるオーツミルクは、環境負荷の低い植物性ミルクとして注目されています。オーツミルクをより多くの人に知ってもらい、その市場全体のさらなる活性化につなげることを目的とする記念日です。
「オーツミルクの日」は、記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されています。
「オーツミルクの日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「オーツミルクの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「オーツミルクの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「オーツミルクの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「オーツミルクの日」を元に発信をする流れ
「オーツミルクの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「オーツミルクの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「オーツミルクの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「オーツミルクの日」を広報PRに活かした事例
「オーツミルクの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「オーツミルクの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「オーツミルクの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.「飲むオートミール」という商品コンセプトが目立つパッケージにリニューアル
コーヒーフレッシュミルクポーションの製造・販売を手がけるメロディアン株式会社は、オーツミルク飲料『飲むオートミール』をリニューアルし新発売しました。プレスリリースでは、「オートミールは食べたことがあるけれど、オーツミルクを飲んだことはない」という人に向け、『飲むオートミール』という商品名が目立つパッケージにリニューアルしたと説明。
低糖質ブームを受け定着してきた「オートミール」のイメージを使い、「オーツミルク」という商品にまだなじみのない人の心理的距離を縮めています。このように販売戦略についてもプレスリリースで発信することで、toCのメディアだけではなくビジネス系メディア等からの取材や掲載への可能性も広がります。
参考:【メロディアン】飲むオートミール!「オーツミルク」をリニューアル発売
事例2.オーツミルクを使った植物性のスライスチーズ代替品を新発売
乳製品などの製造・販売を手がけるマリンフード株式会社は、植物由来の原料をベースに作ったチーズ代替品「オーツミルクを使ったとろける植物スライス」を新発売しました。
プレスリリースでは、オーツミルクを使用したスライスチーズはほとんど世に出ていないことから、開発に苦労し試行錯誤した様子を具体的に記載。このような失敗についても発信することで、ストーリー性がフックとなり取材につながりうるほか、生活者からもより共感を得やすくなるでしょう。
参考:第3のミルクとして大注目のオーツミルクを使用! コレステロール95%オフ※1、ヴィーガン対応のチーズ代替品 「オーツミルクを使ったとろける植物スライス 105g/180g」が新登場
事例3.植物性ミルクに関する総合的な調査レポートを公開
インターネット調査事業などを手がけるマイボイスコム株式会社は、「植物性ミルク」に関するインターネット調査を実施し、レポートを公開しました。「直近1年間に飲んだ植物性ミルク」の内訳は、オーツミルクが豆乳、ココナッツミルク、アーモンドミルクに次いで4位となりました。
プレスリリースでは、冒頭に「TOPICS」としてサマリーを記載。また、タイトルも調査結果から引用し、多くの人の目を引き付ける工夫しています。植物性ミルクの魅力だけでなく、不安な点や気になる点、飲みたくない理由まで調査しているため、さまざまな角度で活用できる調査リリースとなっています。
参考:直近1年間に飲んだ人は約46%。植物性ミルクの魅力は「健康に良い」が5割強
「オーツミルクの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「オーツミルクの日」は、オーツミルクに注目が集まり、環境に配慮した食品や飲料を想起させるきっかけにもなる日です。
飲食店・喫茶店を運営する企業の方や、サステナビリティを重視した取り組みを行う企業の方にとっては特に、「オーツミルクの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「オーツミルクの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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