
父の日
6月5日は「ろうごの日」。今回は「ろうごの日」の意味や由来を解説します。
また、「ろうごの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特にシニア層向けのサービスや商品を扱う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
6月5日は「ろうごの日」です。「老(6)後(5)」の語呂合わせから、神戸市老人福祉施設連盟が制定しました。
高齢者だけでなく若者も一緒に、超高齢化社会について考え、社会を発展させるために行動を起こす日としています。
「ろうごの日」に合わせたキャンペーンやイベントはあまり多くないようですが、高齢化が進む日本では、「老後」をテーマにしたサービスや商品は増えています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「ろうごの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ろうごの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ろうごの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ろうごの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ろうごの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ろうごの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ろうごの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、記念日に合わせたプレスリリースではないものの、「ろうごの日」に絡めることができそうな広報PRの事例を紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ろうごの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
有料老人ホームを運営するグッドタイムリビング株式会社は、6月5日の「ろうごの日」に合わせ、第3回「老後の日」フォトコンテストを開催したことをプレスリリースで配信。応募総数1,218作品中、シニア向けマンションの入居者や役職員が投票し「グッドタイム大賞」(最優秀賞)1作品が決定しました。
プレスリリースでは、フォトコンテストの特設ページや「グッドタイム大賞」の受賞者の喜びの声、その他の受賞作品を閲覧できるQRコードを掲載し、様子を伝えています。記念日に合わせた広報PR施策の好事例です。
参考:6月5日は「ろうごの日」!応募総数1,218作品の中から 第3回「老後の日」フォトコンテスト「グッドタイム大賞」(最優秀賞)発表! シニアの方々とのかけがえのない瞬間を写真に
老人福祉の運営などを行う有限会社祐拓開は、住宅型有料老人ホーム「トキノワ」をオープンすることをプレスリリースで配信しました。
プレスリリースでは、施設の間取りなどの情報だけでなくコンセプトにも触れており、施設でどのように過ごしてほしいのかが伝わる内容になっています。内観や外観の画像を多く使用しているのもGOOD。デザイン会社や施工会社も紹介しており、施設へのこだわりをより感じられる構成が参考になります。
「ろうごの日」に関するプレスリリースではありませんが、住宅型有料老人ホームの魅力が詰まった好事例です。
参考:人生の本当の幸せとは何か? 老人福祉施設の根本的なあり方に向き合い、シニアの方々が最後まで納得のいく人生を送るための答え。新シニアレジデンス「トキノワ」がオープン
不動産クラウドファンディング「ヤマワケエステート」を運営するWeCapital株式会社は「年金への期待」に関する意識調査を実施したことを発表しました。
アンケートでは厚労省が発表した年金の引き上げの認知度から大切なのは「今のお金」か「未来のお金」かなどを調査。プレスリリースにはグラフを使用したり、アンケートの回答に記載されたコメントを紹介したりするなど、情報を読みやすいように工夫されているのがGOODです。
まとめでは結果の総括をしたうえで不動産クラウドファンディングに言及。「ろうごの日」を絡めた事例ではありませんが、アンケートを活用した自社サービスの広報PRの好事例です。
参考:【あなたはどっち?】「未来のお金」or「今のお金」約2人に1人は老後資金の準備を始めている!今すぐできる資産運用とは?
「ろうごの日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
これからの日本では、老後について考える機会がますます増えていくことが予想されます。シニア層に向けた商品やサービスを提供する企業も増加傾向にあるため、「ろうごの日」を活用したキャンペーンを実施し、他社との差別化をはかるのも一案です。
記念日をうまく利用し、より多くの人に訴求する広報PRを実行しましょう。
【関連記事】