小寒
5月31日は「古材の日」。今回は「古材の日」の意味や由来を解説します。
また、「古材の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に古材を使用した店舗などを運営している企業や、古材に関連したイベントなどを企画する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「古材の日」の意味・由来とは?
5月31日は「古材の日」です。古材の再活用に向けた事業を展開する株式会社アステティックスジャパンが制定しました。日付は「こ(5)ざ(3)い(1)」と読む語呂合わせから。
古材の魅力を伝え、その有効利用を考えることを目的としています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「古材の日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「古材の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「古材の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「古材の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「古材の日」を元に発信をする流れ
「古材の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「古材の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「古材の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「古材の日」を広報PRに活かした事例
「古材の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「古材の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。いずれも記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、今後「古材の日」を活かした広報PR活動を実施するうえでのヒントを得られるはずです。
事例1.古材を使用したブランドの第3弾発売を決定
株式会社関家具は、個性派インテリアブランド「CRUSH CRASH PROJECT(クラッシュプロジェクト)」から発売する商品のプレスリリースを配信しました。和家具シリーズの第3弾として、オンラインストアや取扱店での販売をスタート。
プレスリリースでは「古材の魅力をもっと伝えたい」という想いから生まれたシリーズであることを積極的に発信。記念日に関する事例ではありませんが、同社・同ブランドならではの独自性に訴求したのがGOODです。商品ラインナップは、サイズ感がわかる写真とともに掲載し、価格など基本情報にもしっかり触れています。
参考:【新作&ランキング】風合い豊かな古材で作る、古き良き時代のインテリア:和家具シリーズ第3弾が登場
事例2.企業へのプラットフォーム提供をプレスリリースで発表
クリエイターの創作活動を支援するプラットフォーム「OSIRO」を開発・運用するオシロ株式会社は、株式会社ReBuilding Center JAPANにプラットフォームの提供を開始したことを発表しました。古材や古道具のリサイクルショップを経営する企業への導入事例です。
「古材の日」の事例ではありませんが、導入企業の概要をふまえたうえで、オンラインコミュニティを開設したきっかけ、採用された理由も紹介しています。プレスリリース配信によって認知拡大効果に寄与した好事例といえるでしょう。
参考:OSIROにて、古材や古道具を扱うリサイクルショップを経営する株式会社ReBuilding Center JAPANがオンラインコミュニティ「Local Reuse Collective」をオープン
事例3.クラウドファンディングの実施をプレスリリース配信
IoTクリエイター育成やスタートアップ事業の支援などを手掛ける株式会社クロステック・マネジメントは、京都で美術商を営むKANEGAEとともに「『鬼切丸 髭切』太刀拵え奉納プロジェクト実行委員会」へ参画したことを発表しました。今回のプレスリリースでは、プロジェクトの認知拡大を目的としたクラウドファンディングの実施について触れています。
返礼品に関する見出しでは、クラウドファンディングのオリジナル記念品を紹介。北野天満宮から出た古材を使用した梅皿や漆塗ぐいなど、数量限定の作品もピックアップしています。こちらも「古材の日」の施策ではありませんが、プロジェクトやクラウドファンディング企画を知ってもらう広報PRとして、プレスリリースをうまく活用した事例です。
参考:超絶技巧作家が「都市鉱山」由来の金属や北野天満宮の古材を活用し制作
「古材の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「古材の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
古材を利用した店舗や施設を運営する企業や、古材を使った商品を提供する企業などは、5月31日の「古材の日」に合わせたプレスリリースを配信してみてはいかがでしょうか。また、サステナブルに取り組む企業でも記念日にちなんだ情報発信を行ってみるのも一案です。「古材の日」を旨く活用した広報PR活動は、より多くの人に自社や商品・サービスを周知するきっかけとなるでしょう。
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