
母の日
6月23日は「オリンピックデー」です。今回は、「オリンピックデー」の意味や由来について解説します。
また、「オリンピックデー」をきっかけとした広報PRの事例をご紹介。2024年7月26日にスタートするパリオリンピックの関連事例もピックアップしているので、日本でのオリンピック開催に協力している企業やスポーツを応援する取り組みを積極的に行っている企業は、ぜひ参考にしてみてください。
6月23日は「オリンピックデー」です。1894年、国際オリンピック委員会がパリで創設されたことを記念して制定されました。提唱者は近代オリンピックの父と呼ばれているピエール・ド・クーベルタン氏です。
「オリンピックデー」は、近代オリンピック開催が決定された記念日であると同時に、重要な意味も込められています。それは、スポーツを通して文化・国籍・友情・連帯感・フェアプレーなどを理解し合うことで、よりよい世界の実現に貢献できるということです。
提唱者であるピエール・ド・クーベルタン氏は後に、「人生にとって大切なことは成功することではなく努力すること」という趣旨のスピーチも行っています。
「オリンピックデー」は世界共通の記念日です。日本では1949年から「オリンピックデー」当日に、オリンピックコンサートや記念式典など、さまざまなイベントが開催されるようになりました。
「オリンピックデー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「オリンピックデー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「オリンピックデー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「オリンピックデー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「オリンピックデー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「オリンピックデー」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「オリンピックデー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「オリンピックデー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例を紹介します。「オリンピックデー」についての事例ではないものの、オリンピックに関連する広報PRをピックアップしています。今後の広報PR活動にお役立てください。
LVMHコスメティック株式会社は、リキッドアイライナー「アクアレジスト カラーインク」のカラー展開をプレスリリースで発表しました。パリオリンピックの開催を祝して、シンボルマークやメダルをイメージした5種類のカラーラインナップです。
パリオリンピックならではの希少性を訴求したのはもちろん、本商品の魅力をしっかりアピールしたプレスリリースがGOOD。動画や写真を掲載し、シリーズの利用経験がない潜在層への認知拡大・販売促進効果も期待できます。
参考:メイクアップフォーエバー創業の地、フランス・パリでのオリンピック開催を祝して、⼤⼈気リキッドアイライナー「アクアレジスト カラーインク」から待望の新⾊が登場︕
式会社U-NEXTは、動画配信サービスU-NEXTで放送する「2024年世界柔道選手権 アブダビ大会」についてプレスリリースを配信しました。パリオリンピックの出場権をかけた国際大会を、5日間にわたってライブ配信。
プレスリリースでは各日のプログラムを明記し、大会内容がわかりやすいよう簡潔にまとめられています。「オリンピックデー」の事例ではありませんが、配信の数日前にプレスリリースを配信することで認知拡大につなげた有用な広報PR施策といえるでしょう。
参考:パリオリンピックの出場権がかかる『2024年世界柔道選手権 アブダビ大会』をU-NEXTにてライブ配信決定
千葉県佐倉市は、パリオリンピックから正式種目となるカヤッククロスにて、佐倉市出身・在住の選手が日本代表に選出されたことを発表しました。佐倉市長に表敬訪問を行った様子をプレスリリースで紹介しています。
「オリンピックデー」の事例ではありませんが、表敬訪問の翌日にプレスリリースを配信し、メディア関係者を中心にタイムリーな情報を届けたのがGOODポイント。種目や選手の認知を広めることで、オリンピック全体への興味関心を高めた好事例です。
参考:【千葉県佐倉市】目指せパリオリンピック!長洲百香選手がカヌースラローム・カヤッククロスの日本代表に選出
「オリンピックデー」は世界共通の記念日なので、メディア関係者や記者だけでなく、生活者も関心が高いのが特徴。そのため、「オリンピックデー」を広報PRのきっかけとして活かすことで、より多くの方に情報を届けられる可能性が高まります。オリンピックに直接関係する事業だけでなく、SDGsへの取り組みや選手やスポーツを応援するキャンペーンなど、さまざまな情報を「オリンピックデー」に合わせて発信することを検討してみてください。
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