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オペラ記念日(11月24日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日オペラ記念日(11月24日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

11月24日は「オペラ記念日」。今回は「オペラ記念日」の意味や由来を解説します。

また、「オペラ記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特にクラシック業界の方や演劇業界の方、舞台に関わるさまざまな製品やサービスを提供している企業などはぜひ参考にしてみてください。

「オペラ記念日」の意味・由来とは?

11月24日は「オペラ記念日」です。1894年(明治27年)のこの日、東京音楽学校(現在の東京芸術大学)の奏楽堂で、明治以降日本初のオペラが上演されたことに由来しています。

この公演は、日清戦争での傷病兵のための慈善興業として上演されました。演目はグノー作曲の「ファウスト」第1幕。ドイツ海軍軍楽隊長のフランツ・エッケルトが指揮をし、オーストリア大使館職員が出演、合唱は音楽学校の生徒が務めました。

この記念日は日本独自のものですが、10月25日には各大陸のオペラハウスが加盟する「オペラ・ヨーロッパ」「オペラ・アメリカ」「オペラ・ラティーノアメリカ」の提唱によって定められた「World Opera Day」があります。

「オペラ記念日」をきっかけに広報PR活動する効果

「オペラ記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「オペラ記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「オペラ記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「オペラ記念日」を元に発信をする流れ

「オペラ記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「オペラ記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「オペラ記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「オペラ記念日」を広報PRに活かした事例

「オペラ記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「オペラ記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「オペラ記念日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.名作オペラ『ドン・ジョヴァンニ』を無料配信

文化庁は、オペラ『ドン・ジョヴァンニ』を、新国立劇場による映像配信プラットフォーム「新国デジタルシアター」で11月1日から約2ヵ月間無料配信することをプレスリリースで発表しました。

プレスリリースではモーツァルト永遠の名作とし、『ドン・ジョヴァンニ』の見どころを紹介。出演者についても「イタリア・オペラで名高い」や「世界を魅了するイタリアのスター歌手」など簡単な説明を添え、オペラになじみのない人にもわかりやすく説明しています。あらすじには場面写真を複数使用し、公演の雰囲気が想像しやすい点もGOODポイントです。

「オペラ記念日」にまつわるプレスリリースの配信ではありませんが、オペラの魅力の認知拡大につながる施策は、記念日に絡めて発信するのもおすすめです。

参考:【新国立劇場】オペラ公演『ドン・ジョヴァンニ』公演映像を無料配信開始!

事例2.メタバース上でのオペラ公演を実施

ゲーム・メタバース事業を手掛ける株式会社モンドリアンは、ゲームFortnite上に制作したメタバース美術館「COCO WARP」にてオペラを鑑賞できることをプレスリリースで発表。ゲーム内で「リヒャルト・ワーグナー作曲 オペラ《神々の黄昏》より「ブリュンヒルデの自己犠牲」を上映します。

プレスリリースでは、今回の試みの背景に敷居が高いイメージがあるオペラに興味を持つきっかけを創出するためだと説明。歌唱を担当したオペラ歌手の武井涼子さんのコメントを掲載することで、施策に込められた思いが伝わってきます。文字だけでは想像しにくい内容も、画像と予告動画を使うことによって想像しやすい点がGOODです。

「オペラ記念日」に関連した事例ではありませんが、オペラに関する新しい試みは記念日に絡めて発信するのも一案です。

参考:メタバース美術館「COCO WARP」の新企画展 始動 オペラをFortnite内で鑑賞!

事例3.オペラ作品を映画館で1週間限定公開

外国映画の輸入配給などを行う東宝東和株式会社は、ロイヤル・オペラ『カルメン』を映画館で1週間限定公開することをプレスリリースで発表しました。

プレスリリースでは主演を務めたアイグル・アクメトチナに焦点を当て、演出家・洗足学園音楽大学准教授の家田淳氏による解説と、本人のインタビュー発言を交えて紹介。印象的な場面写真も多数掲載し、主演女優と作品への関心を引く構成となっています。

記念日にちなんだ事例ではありませんが、主演女優の魅力を切り口に作品の認知拡大につなげた参考事例です。

参考:【映画館でオペラを】ダミアーノ・ミキエレットによる新演出で社会の闇を描き出す/ロイヤル・オペラ『カルメン』9/6(金)公開!カルメン役、オペラ界を席巻中の新生スター、アイグル・アクメトチナに大注目!

「オペラ記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「オペラ記念日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「オペラ記念日」には、オペラ作品や劇場などに注目が集まります。オペラに関連するイベントやキャンペーンはもちろん、調査リリースを発信するのもよいでしょう。

今一度「オペラ記念日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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