月ロケットの日
7月第4日曜日は「親子の日」。今回は「親子の日」の意味や由来を解説します。
また、「親子の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特にファミリー層向けのイベント・キャンペーン企画を手掛ける企業の方は、ぜひの参考にしてみてください。
「親子の日」の意味・由来とは?
7月第4日曜日は「親子の日」です。親子の日普及委員会によって制定されました。
親子の日普及委員会の代表を務める写真家のブルース・オズボーン氏は、長年にわたって親子の姿を撮影し続けてきた写真家。「親子の関係を見つめて、生をうけたことを感謝できる社会を築こう」という思いを込めて記念日を制定しました。
日付は、5月第2日曜日の「母の日」と6月第3日曜日の「父の日」に続ける形で、7月第4日曜日に。なお、「親子の日」普及推進委員会は第5号「記念日文化功労賞」を受賞しています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「親子の日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「親子の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「親子の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「親子の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「親子の日」を元に発信をする流れ
「親子の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「親子の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「親子の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「親子の日」を広報PRに活かした事例
「親子の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「親子の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「親子の日」を広報PR活動に活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.神戸空港で夏休み・早朝親子滑走路ウォークを開催
関西エアポート神戸株式会社は、空港や航空機に親しんでもらうために、神戸空港で小中学生を対象とした「夏休み・早朝親子滑走路ウォーク」を開催。イベントの詳細をプレスリリースで発表しました。
航空運用開始前の早朝に、普段は立ち入ることのできない滑走路を歩きながら、駐機している航空機や化学消防車などを見学できるイベントです。プレスリリースの冒頭部分ではイベント概要と応募方法などを紹介。申し込み入力フォームのURLも併せて掲載し、興味・関心の高い層の行動変容を促している点がGOODです。
昨年開催時の写真を盛り込むことで、どのような雰囲気のイベントになるのかをメディア側が想像しやすい点も◎。メディア掲載につながりやすいプレスリリースとして、参考になる広報PR事例です。
参考:神戸空港 夏休み・早朝親子滑走路ウォークを開催します!
事例2.パティシエ体験ができる親子ケーキ作り教室を開催
東京ドームホテルは、小学生を対象とした夏休みのイベント「親子でチャレンジ!ケーキ作り教室」の開催をプレスリリースで発表しました。2023年8月9日、10日の2日間限定で、同ホテルのスイーツを監修するシェフ ド パティシエの田島智氏が講師を務めます。
プレスリリースでは開催概要を分かりやすくまとめ、イメージ写真やシェフのコメントも掲載。参加者はコックコートやコック帽を着用できることや、同社のSDGsへの取り組みなども紹介されていて、イベントのみならず自社の理念や事業内容の認知拡大効果にもつなげています。
「親子の日」に関連するイベントではありませんが、こういった親子関連のイベントなども記念日に絡めるとより大きな広報PR効果が期待できるのではないでしょうか。
参考:「親子でチャレンジ!ケーキ作り教室」~小学生夏休み体験イベント2023~
事例3.「おやこ夏休みてちょう2023」の教育関係者・子育て支援に取り組む企業向け無料配布の受付開始
伊藤て手帳株式会社は、新商品「おやこ夏休みてちょう2023」の販売開始にさきがけ、幼稚園・小学校、PTA、学童保育所などの教育に携わる団体と子育て支援に取り組む企業に向けて無料配布することをニュースリリースで配信しました。
2023年7月中旬-2023年8月の1ヵ月半のみ使用できる夏休み専用手帳で、夏休みの時間管理と親子のコミュニケーションを育むことができるのが特徴です。ニュースリリースでは、無料配布に関する情報を冒頭部分で紹介。手帳の特徴を多数の画像とともに掲載することで、使用感がイメージしやすくなっています。
「親子の日」に関連するニュースリリースではありませんが、自社のサービスや事業内容を広く知ってもらうための取り組みとして参考になりそうな事例です。
参考:【新商品】おやこ夏休みてちょう2023。教育関係者・子育て支援に取り組む企業向け無料配布受付開始-伊藤手帳
「親子の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「親子の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「親子の日」はさまざまな業界にとって使いやすい記念日です。子どもや子育て世代向けのイベントや親子向けのイベントを手がけるなど、「親子の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会となるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「親子の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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