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真珠の日(6月1日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日真珠の日(6月1日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

6月1日は「真珠の日」。今回は、「真珠の日」の意味や由来を解説します。

併せて、「真珠の日」をきっかけに広報PRを行う際のポイントや、過去、実際に行われた広報の事例を3つご紹介します。

真珠を使った製品を取り扱っている企業や、真珠養殖産業の支援活動を行っている企業の広報担当者は、ぜひチェックしてみてください。

「真珠の日」の意味・由来とは?

6月1日は「真珠の日」です。真珠の研究や指導に加え、日本真珠産業の発展や振興を促進する一般社団法人日本真珠振興会により、1965年に制定されました。

6月の誕生石が「真珠」であることから、6月1日を記念日として制定されたともいわれています。

「真珠の日」には、「真珠の美しさを世にもっと広めたい」という一般社団法人日本真珠振興会の想いが背景にあります。真珠の故郷である三重県・賢島では毎年「真珠祭」が開催されており、真珠を育てるアコヤ貝の供養と真珠養殖界の発展を祈願しているのが特徴です。

なお、「真珠の日」は日本独自の記念日。ただし、南洋真珠の世界的産地である西オーストラリア州のブルームは日本とのつながり深く、日本名で「真珠祭り」と名付けられたイベントが50年以上行われています。

「真珠の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「真珠の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「真珠の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「真珠の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「真珠の日」を元に発信をする流れ

「真珠の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「真珠の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「真珠の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「真珠の日」を広報PRに活かした事例

「真珠の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「真珠の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.日本産あこや真珠のアクセサリーが当たるオンラインくじを開催

株式会社イオンファンタジーは、ハズレなしのオンラインくじサービス「MOLLY.ONLIN(モーリーオンライン)スクラッチ」で、宇和海真珠株式会社のあこや真珠を使用したアクセサリーが当たるオンラインくじを開催。

くじの価格は1回1,430円(税込)。あこや真珠を使った4等賞9アイテムを展開する「宇和海真珠モーリーオンラインスクラッチ」は、創業39年の歴史を持つ宇和海真珠株式会社の「若い世代にも本物の真珠を」という思いも込められています。

プレスリリースには、オンラインスクラッチの概要をわかりやすく記載されています。また、この開催を記念して、公式Twitterアカウントのフォローと指定ツイートのリツイートをすると抽選で真珠ネックレスが当たるというキャンペーンも実施。2社の認知拡大にも効果的な事例といえるでしょう。

参考:『宇和海 あこや真珠』×MOLLY.ONLINE スクラッチ 日本産あこや真珠を使用したアクセサリーのオンラインくじを4月28日(金)正午より展開開始

事例2.金魚真珠の審査員特別賞受賞をプレスリリースで発表

株式会社サンブンノナナは、展開する伊勢志摩産あこや真珠ブランド「SEVEN THREE.(セブンスリー)」の金魚真珠※が「ソーシャルプロダクツ・アワード 2023」で審査員特別賞を受賞したことをプレスリリースで発表しました。

真白で真円なあこや真珠が主流となっている中、視点を変え、​規格外の真珠に新たな価値を付加した点がGOOD。プレスリリースでは、受賞したことの発表に加えて、審査員による評価コメントを記載。プロダクトの魅力が伝わる広報事例です。※今まで流通されていなかった、丸い形に尾びれの突起がついた形の真珠を「金魚真珠」とネーミングしSEVEN THREE.で商品化。商標登録されています

参考:「金魚真珠」が、ソーシャルプロダクツ・アワード2023 審査員特別賞を受賞!

事例3.真珠層や真珠貝由来のエッセンスを配合した化粧品を用意

鳥羽国際ホテルは創業60周年を記念し、化粧品ブランド「ミキモト コスメティックス」との限定企画を実施します。

ホテルでは、本格的なスパ(PEARL SPA by MIKIMOTO COSMETICS)が完備。真珠層や真珠貝由来のエッセンスを配合した限定キットやトリートメントも用意されています。

真珠の日にちなんだプレスリリースではありませんが、企画背景から商品概要までを丁寧に記載され、読み手にわかりやすい好事例です。

参考:<鳥羽国際ホテル 60周年企画> ~真珠の恵みで心も体も満ち溢れる極上のひとときへ~

真珠の日をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

冠婚葬祭のイメージが強い真珠ですが、昨今ではファッションでカジュアルに取り入れられるなど、日常的に接する機会も増えてきています。真珠×ファッションの切り口で広報PRの取り組みを行うのもよいでしょう。

また、真珠は養殖されている素材のため、海洋汚染などサスティナブルの文脈から、生活者に興味を持ってもらう導線を作るのもおすすめ。その場合は、調査リリースを公開して問題提起をすると共に、自社の取り組みを知ってもらう機会として「真珠の日」を活用することも検討して見てください。

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