
緑茶の日
12月23日は「テレホンカードの日」。今回は「テレホンカードの日」の意味や由来を解説します。
また、「テレホンカードの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連する企業の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に固定電話・携帯電話といった商品を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
12月23日は「テレホンカードの日」です。1982(昭和57)年12月23日に、日本電信電話公社(現:日本電信電話株式会社/NTT)が、磁気テレホンカード対応の公衆電話をはじめて設置した出来事にちなんだ記念日といわれています。
現金を用いた公衆電話とは異なり小銭が不要で、長時間通話でも投入する手間が省ける点がメリット。さらに、硬貨を集金する巡回経費が削減できる点も、全国的な普及が進んだ理由のひとつです。
1990年代に登場した携帯電話により公衆電話の利用率は減少しましたが、現在でも公衆電話を設置するエリアは全国各地に多数見られます。「テレホンカードの日」に限定したイベント・キャンペーンは少ないものの、公衆電話をはじめとする通話機器の広報PR活動に活かせるでしょう。
「テレホンカードの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「テレホンカードの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「テレホンカードの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「テレホンカードの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「テレホンカードの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「テレホンカードの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「テレホンカードの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「テレホンカードの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「テレホンカードの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
株式会社小学館は、知育雑誌『幼稚園』4・5月号のプレスリリースを配信しました。ほとんど実物大の公衆電話を再現し、付録として実現したNTT東日本とのコラボレーション企画です。
数年前に同様の付録が話題を呼んだことに触れ、子どもだけでなく子育て世代からの注目を高めている点を訴求したのがGOOD。「テレホンカードの日」に関連した事例ではありませんが、コラボ商品ならではの再現度やギミックの細かさなど、独自性を伝えています。
参考:本物そっくり!ほぼ実物大!と話題の「こうしゅうでんわ」が付録で登場! 『幼稚園』4・5月号、明日2月29日(木)発売
タカラトミーグループの株式会社タカラトミーアーツは、「公衆電話ガチャコレクション」の新しいラインナップをプレスリリースで発表しました。タカラトミーアーツとNTT東日本・NTT西日本がタッグを組んで、2019年に誕生したガチャコレクションです。
今回のラインナップでは、硬貨投入口やテレホンカード投入口、返却口などを再現したギミック付きの「ピンクの電話」を展開。ミニチュアサイズならではのかわいらしさと、緻密な再現率を強みとしています。「テレホンカードの日」に関する事例ではありませんが、関連商品の認知拡大を図る広報PR施策として参考になるのではないでしょうか。
参考:あの“ピンクの電話”がついに登場! 『NTT東日本 NTT西日本 公衆電話ガチャコレクション 番外編』
株式会社CREAKSは、同社が運営する調査メディア「サウナーチ」にて「公衆電話の使用経験に関するアンケート」を実施しました。2023年11月29日と30日、15~39歳の男女300人を対象に行った自社調査の結果レポートです。
プレスリリースでは「公衆電話を利用したことがない人の割合」を画像で紹介し、インパクトを与えたビジュアルがGOOD。「テレホンカードの日」に関する事例ではありませんが、公衆電話と親和性が高いため、記念日と掛け合わせることでさらなる認知拡大効果が期待できます。
参考:10〜30代男女の26.67%が、公衆電話を利用したことがないと回答【公衆電話についてのアンケート】
12月23日の「テレホンカードの日」は、テレホンカードに注目が集まり、公衆電話やテレホンカードの利用を想起させるきっかけになる日です。
公衆電話に直接関連しない事業でも、テレホンカードに見立てた商品を販売したり、自社限定のテレホンカードを製品化したりといった企画と組み合わせられるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「テレホンカードの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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