
緑茶の日
6月1日は「写真の日」。今回は「写真の日」の意味や由来を解説します。
また、「写真の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に芸術・アート関連業界の方や、写真や撮影機材に関連した商品・サービスを提供する企業は、ぜひ参考にしてみてください。
6月1日は「写真の日」です。1951(昭和26)年に、公益社団法人日本写真協会が「写真の日制定委員会」を開き、この日を「写真の日」と制定しました。
記念日は、1841年(天保12年)のこの日に日本初の写真が撮影されたことに由来しています。後の調査でこれらの事柄は誤りであったことが確認されていますが、一度制定されてしまったため、そのまま6月1日を記念日としています。
毎年、この日に日本写真協会賞の表彰がなされるほか、「写真の日」をはさんだ5月から6月にかけてを「東京写真月間」とし、写真展などさまざまなイベントが行われています。
「写真の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「写真の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「写真の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「写真の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「写真の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「写真の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「写真の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「写真の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と写真に関連した広報PRを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「写真の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
株式会社サンシャインシティは、2023年に「サンシャイン60展望台 てんぼうパーク」にて1年を通して実施する「てんたいパーク2023」についてプレスリリースを配信しました。第1弾のプロジェクトは、6月1日の「写真の日」にちなんで「フォトWEEK」を開催。
おもしろい写真を募集するフォトコンテストや写真教室、天体望遠鏡を使った鑑賞会といったプログラムを展開しています。展望台ならではの独自性、「写真の日」ならではの希少性をうまく活用した広報PR施策です。
参考:サンシャイン60展望台 天体観賞会「てんたいパーク2023」第一弾 てんぼうパーク「フォトWEEK」【6月1日(木)~4日(日)】
三井不動産株式会社は、日本橋エリアの次世代教育の取り組みの一環として、教育プログラムを実施することを発表しました。10代向けのクリエーションの学び舎「GAKU」と共同で、写真をテーマにしたプログラムを展開する企画です。
「写真の日」のプレスリリースではありませんが、写真に特化した教育プログラムであることに加え、「10代のための」「本格的な写真の講義」など対象や内容がわかりやすく書かれています。講師の写真も掲載しながら、本講座ならではの魅力を訴求したのがGOODです。
参考:日本橋における次世代教育の取り組みの一環として、10代の学び舎「GAKU」と共同で「写真」をテーマにした教育プログラムを実施
ペットボトルやポリエステルのリサイクル技術関連事業を手掛ける株式会社JEPLANは、写真展示「Miraculous Moment」の開催情報をプレスリリースで発表しました。写真家の福本玲央氏がボツワナで撮影した写真を、約2週間にわたって展示するプロジェクトです。
今回の展示企画に合わせて、同社が運営する「BRING」との限定コラボレーションTシャツを販売。こちらも「写真の日」の広報PRではありませんが、写真家のプロフィールや自社の施設情報などをしっかりと掲載し、企業を知らない人への認知拡大にも寄与した好事例です。
参考:世界を旅する写真家・福本玲央氏による写真展示「Miraculous Moment」BRING CIRCULAR TAKAOにて開催決定(2024年5月24日(金)〜6月9日(日))
「写真の日」である6月1日に写真にちなんだイベントを開催したり、「月間東京写真月間」を利用し、5月~6月にかけてキャンペーンを実施したりすることで、より多くの人に参加してもらえる企画を立てるのも一案です。
カメラなどの撮影機材に関連するイベントやサービスなども「写真の日」に絡めることで、広報PR活動を行いやすくなるでしょう。
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