
カメラ発明記念日
12月28日は「身体検査の日」。今回は「身体検査の日」の意味や由来を解説します。
また、「身体検査の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、ヒントになる広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に健康管理やヘルスケアといった分野に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
12月28日は「身体検査の日」です。1888年12月28日、文部省(現:文部科学省)が、毎年4月に全学校の生徒の活力検査(身体検査)を実施するよう訓令した出来事にちなんでいます。
訓令当初の検査項目は、身長や体重のほか、力量・握力・肺活量といった体力検査も含まれていました。その後、1897年に「学生生徒身体検査規定」が公布され、体力検査を目的とした検査項目は削除。
2016年4月には学校保健安全法施行規則が一部改正され、四肢の形態や発育などを重視するよう必須項目として加わっています。
「身体検査の日」に特化したイベント・キャンペーンは見られないものの、学校向けの企画に限らず、健康診断を促したり、医療・福祉分野の取り組みについて発信したりといった広報PRに活かせるでしょう。
「身体検査の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「身体検査の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「身体検査の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「身体検査の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「身体検査の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「身体検査の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「身体検査の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「身体検査の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「身体検査の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
一般社団法人・労災センターは、2024年4月30日から5月2日にかけて実施した「一人親方の健康診断に関する実態調査」のレポートを配信しました。建設業の一人親方106人を対象に、IDEATECHが提供する「リサピー®︎」で実施したインターネット調査です。
「身体検査の日」とは異なる事例ですが、一人親方という対象を絞り込み、キーワード「健康診断」と掛け合わせた調査企画が特徴。サマリーが可視化されるよう、1枚の画像にまとめたビジュアル面もGOODです。
参考:【一人親方の健康診断に関する意識調査】4割以上が、2023年度の健康診断を「未受診」 最後の健診は、約半数が「5年以上前」の実態!その理由に「仕事で忙しく時間が取れない」など
桜十字グループは、ライフハックを届ける「SAKURA LIFE TIPS 」の配信情報をプレスリリースで紹介しました。2024年12月の配信では「温活」をテーマに掲げ、体を温めるレシピや、セルフチェックリストといったコンテンツを展開しています。
「体が冷える原因」「冷え対策ポイント」など、各情報に応じた見出しを設けたプレスリリース構成がGOOD。「身体検査の日」に合わせた事例ではありませんが、体が冷えやすいシーズンに着目し、複数の切り口でライフハックを発信した有用な広報PR施策です。
参考:予防医療視点から生活のコツをお届けするSAKURA LIFE TIPS 本格的に寒くなる前に体調を整えよう温活レシピや温活ルーティンをご紹介
心電図解析サービスを提供する株式会社ココロミルは、ニチバン株式会社へ「ホーム心臓ドック®」のサービスを開始し、プレスリリースで発表しました。健康状態の検査に加え、受験者の健康意識が高まったことなどを紹介しています。
プレスリリースでは、実際にサービスを利用したニチバン社員からアンケートを募り、検査前後の違いなどをレポートとしてピックアップ。こちらも「身体検査の日」に関する事例ではありませんが、自社製品の導入実績や今後の展望を積極的に発信することで、メディア関係者やヘルスケア業界を中心に認知拡大効果の向上が期待できます。
参考:ココロミルの「ホーム心臓ドック®」によって、健康状態の検査と共に、ニチバン社員の健康に対する意識と行動が向上したことを確認
12月28日の「身体検査の日」は、学校の身体検査だけでなく、健康診断・人間ドックを想起させるきっかけになる日です。ヘルスケア関連の企業の方や、健康診断に関する製品を販売する企業の方にとっては特に、「身体検査の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「身体検査の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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