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6月11日は「梅酒の日」。今回は「梅酒の日」の意味や由来を解説します。
また、「梅酒の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に飲料・酒造メーカーの方や飲食業界の方はぜひ参考にしてみてください。
6月11日は「梅酒の日」です。大阪府羽曳野市に本社を置く梅酒メーカーのチョーヤ梅酒株式会社により制定されました。日付は「入梅の日」に設定。入梅とは梅雨入り時期を把握するために設けられた暦日のことで、通常は6月11日ですが、うるう年のみ6月10日になります。
6月のこの時期に梅酒の原料となる梅の収穫がピークを迎えることと、梅酒を飲んで夏を元気に乗り切ってもらいたいという思いが込められており、高品質の梅酒の美味しさを多くの人に味わってもらうことを目的としています。
毎年「梅酒の日」には、飲料・酒造メーカーや飲食業界が、梅酒にちなんださまざまなキャンペーンやイベントを行っています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「梅酒の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「梅酒の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「梅酒の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「梅酒の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「梅酒の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「梅酒の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「梅酒の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「梅酒の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「梅酒の日」を広報PR活動に活かすうえで参考になるでしょう。
マリオット・インターナショナルが展開するフェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクトは、「梅王国」である和歌山県の酒蔵・中野BC株式会社とコラボレーションし、梅酒と日本酒の試飲会を開催します。2024年6月22日にフェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山熊野古道すさみに宿泊したお客さま限定のイベントです。
プレスリリースには、ホテルを拠点に「地域の知られざる魅力を渡り歩く旅」のスタイルを提唱するフェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクトについての詳細を紹介。また、和歌山県の魅力を体感してもらうために企画したことや、希少な最高品質の梅から作った梅酒を16名限定で楽しめる、愛飲家に嬉しいイベントであるといった内容を、丁寧に掲載しているのがGOODです。
「梅酒の日」に関するプレスリリースではありませんが、希少性や地域性、限定性が盛り込まれたイベント情報がわかりやすくまとめられた参考事例です。
参考:【フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト】全国一の梅の生産地、和歌山県で梅酒と日本酒を楽しむ試飲会を6月22日(土)開催!
梅酒メーカーのチョーヤ梅酒株式会社は、梅果汁入り清涼飲料「CHOYA 夏梅」と、スパークリングタイプの「CHOYA 夏梅ソーダ」を数量限定で全国発売することをプレスリリースで発表しました。毎年夏に数量限定で発売している、人気シリーズの商品です。
プレスリリースの中にCM動画のリンクを埋め込み、視覚的に商品の魅力をアピールしている点がGOODです。CMからは蒸し暑い夏にぴったりの、爽やかで懐かしい梅飲料のおいしさが伝わってきます。また、CMソングを担当したシンガーの方のコメントを掲載している点も独自性を感じさせるポイントになっています。
「梅酒の日」にちなんだ広報PRではありませんが、新商品の発売をアピールする際に参考となる事例です。
参考:チョーヤ梅酒からお子様も安心して味わえる梅果汁入りドリンク「CHOYA 夏梅」「CHOYA 夏梅ソーダ」新発売!
オンライン酒屋を運営するKURAND株式会社は、洞窟で30年熟成させた大吟醸酒「天琥 -tenko- 30年」を数量限定で抽選販売することをプレスリリースで発表しました。
プレスリリースのタイトルに「洞窟で30年熟成させた大吟醸酒」という希少性を強調したコピーを入れフックにしている点と、そのコピーのイメージにぴったり合う高級感溢れる商品画像を多数挿入している点がGOODです。
記念日にちなんだ広報PRではありませんが、余計な説明を排除し、ビジュアルメインでシンプルにまとめており、ハイエンド向けのブランディングとして参考になる事例になっています。
参考:洞窟で30年熟成させた大吟醸酒「天琥 -tenko- 30年」の抽選販売を開始
6月11日の「梅酒の日」の意味や由来、また記念日に関連した広報PR事例を紹介しました。
特に飲料・酒造メーカーの方や飲食業界の方にとっては、「梅酒の日」を切り口として、自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「梅酒の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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