
しらすの日
10月28日は「プレスリリースの日」です。今回は、「プレスリリースの日」の意味や由来について解説します。
また、「プレスリリースの日」をきっかけとした広報PRの事例もご紹介。企業の広報PRとして、自社の情報をより広範に届けるためにプレスリリースの意義や配信内容を見直したいという担当者は、ぜひ参考にしてみてください。
10月28日は「プレスリリースの日」です。プレスリリース配信サービス「PR TIMES」等を運営する、株式会社PR TIMESにより2021年に制定されました。
日付の由来は、近代PRの父と呼ばれるアイビー・リー氏が世界初のプレスリリースを配信した日が、1906年10月28日だったこと。広報PR活動に欠かせないプレスリリースの可能性を広げることを目的に定められました。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
なお、「プレスリリースの日」に関連して開催されているイベントに「プレスリリースアワード」があります。
記念日が制定された2021年10月28日は、PR TIMES主催の「プレスリリースアワード」がはじめて開催された日。「プレスリリースアワード」では、1年間の内に日本で発表されたプレスリリースの中から、プレスリリースの可能性拡大に貢献したものを審査・選考し、表彰されます。プレスリリース発信文化の発展を目的と創設されたイベントです。
参考:「プレスリリースアワード2021」開催と「プレスリリースエバンジェリスト」公認プログラム開始を決定。10月28日「プレスリリースの日」からエントリー受付!
「プレスリリースの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「プレスリリースの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「プレスリリースの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「プレスリリースの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「プレスリリースの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「プレスリリースの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「プレスリリースの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「プレスリリースの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「プレスリリースの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
プレスリリース配信サービス「PR TIMES」などを運営する株式会社PR TIMESは、プレスリリースの可能性拡大に貢献した企業と担当者を讃える「プレスリリースアワード2024」の開催を決定。エントリー受付に関する情報と併せて、9人の審査員が決定したことをお知らせ。
10月28日の「プレスリリースの日」にも触れており、自社ならではの企画内容を詳しく説明。「プレスリリースアワード2024」審査員9人のプロフィールや写真だけでなく、本人のコメントをピックアップした構成がGOODな好事例です。
参考:プレスリリースアワード2024審査員9名が決定 エントリー受付は8/7(水)まで
ブランドコンサルティングやコンテンツマーケティング事業を展開する株式会社PRIZMAは、「プレスリリース配信の概要調査」を実施。2024年7月19日から22日にかけて、PR TIMESでプレスリリースを配信した経験がある広報担当者1,005人を対象に行ったアンケート調査で、レポートを発表しました。
プレスリリースを配信したきっかけ・目的や内容、満足度・効果など複数の質問項目を見出し化し、ひとつずつ回答の詳細をピックアップしています。ひと目でわかりやすいグラフ画像が特徴的で、「プレスリリースの日」の事例ではないものの調査レポートのまとめ方として参考になるのではないでしょうか。
参考:【プレスリリース配信の概要調査】「認知度向上」「信頼度向上」が配信目的の上位に、8割以上の担当者が結果に満足と回答
DX・ITで企業のブランディング・マーケティングを支援する株式会社ロゴラボは、「プレスリリース自動作成キット」の提供について情報を公開しました。プレスリリース文面の作製を効率化する生成AIシステムで、2024年9月限定で無料配布を決定。
無料配布によって利用を促したのはもちろん、提供開始と同時にプレスリリースを配信することで、メディア関係者を中心に多くの人へ認知を広めました。イラストを使いながらシステムを簡単に説明したのもGOOD。「プレスリリースの日」の事例ではありませんが、自社製品の強みを積極的に発信し、興味・関心を引いた有用な広報PR施策といえるでしょう。
参考:株式会社ロゴラボ、プレスリリースを自動作成する生成AIテンプレートをPR広報担当向けに無料公開【2024年9月限定】 〜 プレスリリース作成時間が約1/4に大幅削減
「プレスリリースの日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「プレスリリースの日」は、2021年に制定されたばかりの記念日です。そのため、関連する情報が少ないのが特徴。新情報が埋もれにくい状況にあります。自社サービスとしてプレスリリースの企画立案を行っている企業は、「プレスリリースの日」をうまく活用して効果的な広報PRを行ってみてください。
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