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予防医学デー(11月5日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日予防医学デー(11月5日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

11月5日は「予防医学デー」。今回は「予防医学デー」の意味や由来を解説します。

また、「予防医学デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特にヘルスケア業界の方や、予防医学にまつわる商材を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「予防医学デー」の意味・由来とは?

11月5日は「予防医学デー」です。2018年、北里大学北里研究所病院によって制定されました。

日付は、「予防医学の父」と呼ばれる北里柴三郎氏が、北里研究所を設立した1914年11月5日にちなんでいます。予防医学とは、病気になりにくい体を作り、健康を維持すること。積極的に予防医学に取り組むことで、多くの人々の健康に寄与するのが記念日制定の目的です。

2019年には、北里大学北里研究所病院で「予防医学デー」を記念するシンポジウムが開催されました。予防医学は近年注目度が高まっている分野でもあるため、ヘルスケア業界を中心とした広報PR活動に活かせるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「予防医学デー」をきっかけに広報PR活動をする効果

「予防医学デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「予防医学デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「予防医学デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「予防医学デー」を元に発信をする流れ

「予防医学デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「予防医学デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「予防医学デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「予防医学デー」を広報PRに活かした事例

「予防医学デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「予防医学デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「予防医学デー」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.糖尿病啓発ムービー日本語版100万回視聴達成を記念し英語版を公開

一般社団法人予防医療普及協会は、糖尿病啓発ムービー『糖尿病の不都合な真実』日本語版の100万回視聴達成を記念し、英語版を公開したことをプレスリリースで配信しました。

日本語版において100万回視聴を達成したことをプレスリリースの冒頭で説明することで、ムービーの需要の高さや信頼性が伝わります。プレスリリース内にYouTubeリンクを掲載して、視聴をしやすくしている点もGOODポイントです。さらに、「治療から予防へ」という協会のビジョンを記載することで、活動の意義と目的が伝わりやすく視聴者の共感や支持を得やすい構成になっています。

記念日に合わせたプレスリリースの配信ではありませんが、対象者の支持につながるビジョンが明確に示されている参考事例です。

参考:予防医療普及協会、糖尿病啓発ムービー『糖尿病の不都合な真実』英語版を公開

事例2.高齢者の認知症予防を目的としたイベントを開催

泉大津市は、高齢者の認知症予防を目的としたイベント「脳を元気に!認知機能をUP!~これからの運動(ダンス)習慣~ 2024」を2024年10月26日に開催することを、プレスリリースで配信しました。

プレスリリースでは高齢化社会における認知症予防の重要性を、イベントの目的とともに太字でしっかり強調しているのがGOOD。参加する著名な専門家やタレントも写真とプロフィールとともに掲載し、信頼性と話題性が高いイベントであることも伺えます。

「予防医学デー」に絡めた事例ではありませんが、視覚的に整理された情報がまとまっており、読み手が理解しやすいプレスリリースの構成が参考になります。

参考:「脳を元気に!認知機能をUP!~これからの運動(ダンス)習慣~ 2024」を10月26日(土)に開催

事例3.日本最大の心臓病啓発イベントを開催

一般社団法人日本循環器協会は、心臓病予防を目的とする日本最大の啓発イベント「健康ハートの日2024」の開催をプレスリリースで発表。

プレスリリースでは、「ハートはともだち」というキャッチコピーと「キャプテン翼」の三杉淳を用いた親しみやすいビジュアルで、イベントの認知度向上を図っています。さらに、心臓病予防の重要性をデータに基づき説明し、社会的意義を示し共感を得やすくしている点もGOODポイントです。

記念日に合わせた事例ではありませんが、社会的重要性をデータに基づいて説明している点や、幅広い対象者に向けたビジュアルとキャッチコピーの設定などが参考になる事例といえます。

参考:「ハートはともだち」を合言葉に、日本最大の心臓病啓発イベント「健康ハートの日2024」を開催

「予防医学デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

11月5日の「予防医学デー」は、ヘルスケア関連のなかでも予防医学に注目が集まりやすい日です。予防医学にまつわる研究・開発を行っている方や、関連の商材・イベント企画に携わっている方にとっては特に、「予防医学デー」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「予防医学デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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