浅草仲見世記念日
12月26日は「プロ野球誕生の日(ジャイアンツの日)」。今回は「プロ野球誕生の日」の意味や由来を解説します。
また、「プロ野球誕生の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと事例もご紹介。マーケティングネタを探している方、特にスポーツ業界の方や、野球にちなんだ商品を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「プロ野球誕生の日」の意味・由来とは?
12月26日は「プロ野球誕生の日」です。1934(昭和9)年12月26日、日本初となるプロ野球球団の「大日本東京野球倶楽部」が誕生したことが由来とされています。
結成時は、沢村栄治・三原修・水原茂など、日本人を中心とする計19人が在籍していました。また、球団名が後に「読売ジャイアンツ(読売巨人軍)」に改称されたことから、「ジャイアンツの日」とも呼ばれています。
「プロ野球誕生の日」に特化したイベント・キャンペーンは見られませんが、子どもから大人まで馴染み深いスポーツでもあるため、さまざまな視点で広報PRに活かせるでしょう。
「プロ野球誕生の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「プロ野球誕生の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「プロ野球誕生の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「プロ野球誕生の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「プロ野球誕生の日」を元に発信をする流れ
「プロ野球誕生の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「プロ野球誕生の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「プロ野球誕生の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「プロ野球誕生の日」を広報PRに活かした事例
「プロ野球誕生の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「プロ野球誕生の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「プロ野球誕生の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.ゴルフ用品メーカーと共同開発で、野球用グリップテープを新発売
株式会社エスエスケイは2022年6月、野球用グリップテープの新商品を発表しました。ゴルフ用品メーカーの株式会社IOMICとタッグを組み、耐久性の高さとグリップ力にこだわって開発された商品です。
トッププロゴルファーが愛用するゴルフグリップの独自技術・素材「IOMAX」を野球グリップに活用し、握りやすさや弾性の向上を実現しているのが特徴。自社が販売するスポーツ用品のカテゴリと、共同会社の強みを融合させることで、両者の相乗効果的な認知拡大が期待できる広報事例といえます。
参考:【エスエスケイ】軽く握っても滑りにくい!野球グリップ初、世界のトッププロゴルファーが愛用するゴルフグリップを野球用グリップテープに
事例2.連載開始55周年を記念したコンプリートDVDブックを発売
ぴあ株式会社は2022年6月10日、『巨人の星 COMPLETE DVD BOOK vol.16』のプレスリリースを発表しました。野球をテーマにした人気漫画作品『巨人の星』の連載開始55周年を記念し、10話分のDVDや各話ストーリー解説などを掲載した商品です。
ストーリーに関する解説・ポイント紹介のほか、漫画家である川崎のぼる氏のインタビューも掲載。周年記念ならではの膨大なボリュームで構成されているため、原作やアニメファンにとっては特に魅力的なコンテンツといえるでしょう。
参考:飛雄馬 VS 花形 決戦! 大リーグボール二号敗れる! 鬼の一徹が涙&土下座『巨人の星 COMPLETE DVD BOOK vol.16』本日発売!
事例3.ゲームの出荷本数50万本突破を記念した感謝キャンペーンを開催
株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、同社が展開する人気ゲーム「eBASEBALLパワフルプロ野球2022」について情報を発信しました。ニュースリリースでは、同ゲームが累計出荷本数50万本を突破した功績を公開。
さらに、50万本突破を記念し、Twitterキャンペーンやゲーム内のログインキャンペーンも実施しています。Twitterキャンペーンでは、12球団選手のサイン入りボールが24人に当選。ゲームソフト未所有者でもTwitterから応募できるため、野球が好きな人の参加を促すことはもちろん、ゲームの認知拡大にも効果が期待できます。
参考:『パワプロ2022』累計出荷本数50万本突破!イチローさん、12球団選手の直筆サイン入りボールが当たるTwitterキャンペーンも!
事例4.期間限定で野球関連商品のタイムセールを実施
株式会社 B.B.T.は、2022年5月9日から16日にかけて、最大77%オフのタイムセールを開催しました。同社が出店する楽天市場の「野球用品ベースボールタウン」にて、全商品送料無料、対象商品購入でポイント10倍・10%オフなどを適用するプロジェクトです。
ミズノ(MIZUNO)をはじめとする人気ブランドが割引対象になっており、野球用品の買い替えを検討している人への販売促進を狙いやすいのがGOODポイント。複数商品のまとめ買いを促せるだけでなく、同社ECサイトの新規利用者増加にも貢献した広報事例です。
参考:最大77%OFFタイムセール開催中!さらに全品送料無料!野球用品ベースボールタウンで大型セール開催中!5月16日(月) 1:59まで【楽天お買い物マラソン】
事例5.商品発売50年目を記念し、復刻カードを加えてリニューアル
カルビー株式会社は、プロ野球全12球団の選手カード2枚が付属するポテトチップス「プロ野球チップス」の新商品について、プレスリリースを発表しました。「2022プロ野球チップス」の商品名に変更し、2022年3月28日発売の第1弾では125種類のカードをラインナップ。
また、同商品の発売50年目を記念し、復刻カードをそろえているのが魅力的です。引退した選手を「レジェンド引退選手カード」として加えたり、カードホルダーが1冊贈られる「ラッキーカード」をキャンペーンとして実施したり、記念企画ならではの特別な取り組みがGOODな広報事例といえます。
参考:「プロ野球チップス」発売50年目を記念して長嶋と王がキラカードで復刻!第1弾は全125種類!プロ野球の開幕に合わせて発売!『2022プロ野球チップス』
「プロ野球誕生の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
12月26日の「プロ野球誕生の日(ジャイアンツの日)」は、読売巨人軍をはじめとするプロ野球に注目が集まりやすい日です。
スポーツ業界の方や、ユニフォーム・スパイクといった野球関連の製品を販売する企業の方にとっては特に、「プロ野球誕生の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「プロ野球誕生の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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