
児童労働反対世界デー
毎月25日は「プリンの日」。今回は「プリンの日」の意味や由来を解説します。
また、「プリンの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に食品・お菓子に関連する業界の方や、スイーツ関連のサービスを提供している企業は、ぜひ参考にしてみてください。
毎月25日は「プリンの日」です。2010年に乳製品メーカーであるオハヨー乳業株式会社が制定しました。
同社では、「プリンを食べて笑顔になってほしい」という思いから、「ニッコリ=25」の語呂合わせとして、毎月25日を「プリンの日」とすることを提案しました。毎月自社のおすすめプリン商品をSNSなどでアピールする機会としています。
記念日は、2010年に一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「プリンの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「プリンの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「プリンの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「プリンの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「プリンの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「プリンの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「プリンの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「プリンの日」に絡めたイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例をピックアップ。併せてプリンに関する広報PRをGOODポイントとともにを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「プリンの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
洋菓子メーカーのモロゾフ株式会社は、5月25日を「モロゾフ プリンの日」と制定し、それに合わせて3日感限定で「パンプディン」を発売することをプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、限定商品のサイズ・味・見た目の特徴を簡潔に記載。さらに、濃厚で大きな特別感がひと目で伝わるビジュアルを掲載している点も参考になります。自社で制定した記念日に合わせて商品を展開し、限定性や話題性を盛り込んだ広報PR施策の好例といえます。
参考:5月25日は「モロゾフ プリンの日」濃厚で大きなカスタードプリン 「パンプディン」登場
神戸土産の定番「神戸プリン」を展開するトーラク株式会社は、同社が制定した2月1日の「神戸プリンの日」に合わせて、SNSでキャンペーンを実施することをプレスリリースで配信。神戸プリン各種詰め合わせを10名にプレゼントする企画です。
プレスリリースでは、キャンペーンの概要や応募方法をわかりやすく記載し、視認性の高いビジュアルで商品の魅力を効果的に伝えています。キャンペーンの情報だけでなく、「モンドセレクション12年連続最高金賞受賞」といった実績を紹介し、商品の信頼性や品質もアピール。さらに、今後実施予定の「神戸プリンアンバサダー」企画の予告も盛り込み、関心を引いている点もGOODです。
記念日を活用し、SNSキャンペーンと今後の展開を組み合わせ、ブランド認知の拡大とエンゲージメント向上に貢献する参考事例です。
三重県にある鳥羽国際ホテルを運営する伊勢志摩リゾートマネジメント株式会社は、2024年8月より、毎月19日の「シュークリームの日」、25日の「プリンの日」に合わせて、その日限定のスイーツを販売することを発表。
プレスリリースでは、2つの記念日の由来や販売されるスイーツの詳細を丁寧に紹介。シズル感のあるビジュアルを用いて、スイーツの魅力を訴求しています。関連性の高い2つの記念日を活用して、来店動機を創出した参考事例です。
参考:【鳥羽国際ホテル】19日は「シュークリームの日」、25日は「プリンの日」 ~8月スタート!記念日限定スイーツが登場!!~
今回は、記念日を活用したり、絡めることができそうな事例をご紹介しました。特に「プリンの日」は毎月あるので、スイーツに関するイベントを定期開催したり、いずれかの月の25日を独自の「プリンの日」としてキャンペーンを実施したりできそうです。
記念日をうまく利用することで、コンスタントに自社製品やサービスの広報PR活動ができるのではないでしょうか。
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