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1月9日は「クイズの日(とんちの日)」。今回は「クイズの日」の意味や由来を解説します。
また、「クイズの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にクイズ本を企画・販売している方や、クイズにまつわる事業を展開している方は、ぜひ参考にしてみてください。
「クイズの日」の意味・由来とは?
1月9日は「クイズの日」です。室町時代中期の臨済宗の僧侶であり、とんちでも有名な「一休さん」にちなんで制定された記念日で、「とんちの日」とも呼ばれています。
日付は、「いっ(1)きゅう(9)」と読める語呂合わせから。紙芝居や絵本、アニメといった作品に取り上げられることも多く、機転を利かせた「屏風の虎退治」や「このはし渡るべからず」は、一休さんの代表的なエピソードとして語り継がれています。
なぞなぞやクイズは古くから親しまれており、特に近年ではテレビ番組やYouTubeなどでも頻繫に取り上げられる遊び方です。さまざまなイベント・キャンペーンにクイズを取り入れたり、子ども向けのクイズ本を紹介したり、あらゆる広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。
「クイズの日」をきっかけに広報PR活動する効果
「クイズの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「クイズの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「クイズの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「クイズの日」を元に発信をする流れ
「クイズの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「クイズの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「クイズの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「クイズの日」を広報PRに活かした事例
「クイズの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「クイズの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「クイズの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.食育ゲームアプリの利用体験調査を小学生対象に実施
大塚製薬株式会社は、2024年に配信スタートした子どもが食や栄養について楽しく学ぶことができるゲームアプリ『もぐもぐタウン』について、小学生を対象とした利用体験調査を実施。調査結果をプレスリリースで配信しました。
『もぐもぐタウン』は、食事をカメラで撮影すると、その食事に含まれる食材のキャラクター「もぐみん」のARが出現。食に関するクイズに答えることで『もぐもぐタウン』を大きく発展させるゲームです。
プレスリリースでは、『もぐもぐタウン』体験後は体験前と比べて食事のバランスへの意識や、食材の旬についての知識が向上したという結果を紹介。「クイズの日」に関するプレスリリースではありませんが、グラフや画像などを活用しながら、食育を支援するツールとしての自社商品の効果を伝える構成が参考になります。
参考:小学生が利用体験!食育ゲームアプリ「もぐもぐタウン」調査実施 / 苦手な食材も挑戦したくなる!?アプリ体験後、食事に関する子どもの意識に変化も。
事例2.知のナンバーワンを決める「資格・検定王2024」の優勝者および入賞者を発表
株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズは、運営する情報サイト「日本の資格・検定」にて、資格・検定を極めた方の中から知のナンバーワンを決める大会「資格・検定王2024」を開催。優勝者および入賞者をプレスリリースで発表しました。
同社のIBT(Internet Based Testing)システムで実施した予選大会にエントリーした多くの参加者から、決勝大会に進むランキング上位者が決定。2024年12月1日に全国のテストセンターにて行われた決勝大会を経て、優勝者が決定しました。
プレスリリースでは、共催企業や上位入賞者のコメントを写真付きで紹介。記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、クイズに関するイベントの広報PRとして参考になる事例です。
参考:「資格・検定王2024」優勝者 決定!日本の資格・検定と日本クイズ協会・Q星群がコラボした一大イベント
事例3.人気ゲーム「マインクラフト」の世界観を取り入れた学びの本を発売
出版物の制作販売を行う株式会社西東社は、人気ゲーム「マインクラフト」の世界観を取り入れた学びの本『マインクラフトで頭がよくなる 学べるクイズ366日』を2024年12月23日に発売しました。1日1問、1年間毎日楽しめる「マインクラフト」をテーマにしたクイズを366問収録。算数や理科、地理、歴史など、幅広い分野の問題を通じて、子どもの考える力や発想力を養います。
プレスリリースでは、実際の誌面の画像を掲載し、中身のイメージができるように展開している点がわかりやすいです。また、「マインクラフトの好きな人」「読書が苦手なお子さま」という言葉でターゲットを明確にしている点もGOOD。記念日に合わせた事例ではありませんが、新商品の特徴とポイントがよくわかる参考事例です。
参考:マインクラフトの世界で学びを探究!『マインクラフトで頭がよくなる 学べるクイズ366日』が12月23日発売!
「クイズの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
1月9日の「クイズの日(とんちの日)」は、由来となった一休さんに注目が集まり、クイズやとんちを想起させるきっかけになる日です。クイズにちなんだ商品を販売したり、イベントでクイズを取り入れたりといった企画を検討している方にとっては特に、「クイズの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「クイズの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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