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鉄道の日(10月14日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日鉄道の日(10月14日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

10月14日は「鉄道の日」。今回は「鉄道の日」の意味や由来を解説します。

また、「鉄道の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に観光・旅行業界の方や鉄道業界の方、鉄道関連の製品やサービスを提供している企業、イベント企画を行っている企業などはぜひ参考にしてみてください。

「鉄道の日」の意味・由来とは?

10月14日は「鉄道の日」です。1922年(大正11年)に日本国有鉄道が「鉄道記念日」として制定し、その後1994年(平成6年)に運輸省(現在の国土交通省)によって「鉄道の日」に改称されました

1872年(明治5年)のこの日、新橋〜横浜間に日本初の鉄道が開通したことに由来しており、鉄道が国民に広く愛され、その役割について理解と関心を深めてもらうことを目的としています。

毎年この日には、鉄道事業者や鉄道関係団体、国などが「鉄道の日」実行委員会を組織してさまざまなイベントを実施しています。鉄道は日常的な移動手段として馴染み深いため、記念日ならではのイベントを企画・開催したり、鉄道に関連する自社製品やグッズをプレスリリースで紹介したりといった広報PR活動に役立てられるでしょう。

「鉄道の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「鉄道の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「鉄道の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「鉄道の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「鉄道の日」を元に発信をする流れ

「鉄道の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「鉄道の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「鉄道の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「鉄道の日」を広報PRに活かした事例

「鉄道の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「鉄道の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.「鉄道の日」イベントの開催情報をプレスリリース配信

西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は、山口県で開催する「鉄道の日制定30周年記念 駅弁まつり」のプレスリリースを配信しました。10月14日の「鉄道の日」と、記念日制定30周年を記念したイベントです。

開催日の約1ヵ月前に公開したプレスリリースでは、イベント日時や場所などの概要をメインにピックアップ。内容はシンプルですが、配信のタイミングや、画像を交えた記事内容が参考になる広報PR事例です。

参考:「鉄道の日」制定30周年イベントの開催について(山口県)

事例2.「鉄道の日フェア2023」を開催

駅構内での事業を展開する株式会社JR東日本クロスステーションは、「NewDays」「NewDays KIOSK」において、「鉄道の日」を盛り上げる「鉄道の日フェア2023」を開催するとプレスリリースで発表しました。

プレスリリースでは、記念グッズや販売する食品などの写真を多数掲載し、楽しそうな雰囲気を演出している点がGOOD。内容ごとに区切って紹介しているのも、読みやすい構成です。記念日に合わせたイベントの広報PRとして、参考になる事例です。

参考:NewDays「鉄道の日フェア2023」 鉄道コラボ商品が大集合!10月3日(火)~10月23日(月)

事例3.「鉄道の日」制定30年を記念した限定NFTを販売開始

アニメ・漫画などのエンタメビジネスを行う株式会社Mintoは、株式会社ジェイアール東海エージェンシーが「鉄道の日」制定30年を記念し制作した限定NFT「新幹線ボクセルアートコレクション」をプロデュースしたことを、プレスリリースで発表しました。「SBINFT Market」にて販売を開始します。

プレスリリースでは、冒頭に「鉄道の日」の説明を記載し、本製品の意義へとつなげている点がGOODです。また限定品であることと、NFTという最先端の技術を採用している点が、メディアフックとなっています。記念日にちなんだ製品の発売として、参考になるプレスリリースです。

参考:Mintoが「鉄道の日」制定30年を記念したジェイアール東海エージェンシーの限定NFT「新幹線ボクセルアートコレクション」をプロデュース、2023年10月14日よりSBINFT Marketで販売開始

事例4.京都福知山鉄道で「鉄道フェスティバル」開催

京都府福知山市は、「鉄道の日」に合わせて「福知山鉄道フェスティバル」を開催するとプレスリリースで発表しました。

プレスリリースでは、鉄道を体験できるコーナーやプレゼント、さまざまなキャンペーンなど、盛りだくさんの内容をそれぞれ丁寧に紹介。過去のイベントの写真も多数掲載し、楽しそうな雰囲気が伝わってきます。記念日をきっかけとして自治体を広報PRするイベントとして、参考になる事例です。

参考:10月14日は「鉄道の日」!”鉄道のまち”福知山に、鉄道ファンあつまれ!『福知山鉄道フェスティバル』開催決定!

「鉄道の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「鉄道の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「鉄道の日」に関連するキャンペーンやイベントを開催したり、鉄道に関する調査リリースを出すのも一案です。鉄道は子どもから大人まで幅広い年齢層にPRできるテーマでもあります。自社の製品やサービスの中に鉄道に関連するものがある場合は、積極的に発信するとよいでしょう。

「鉄道の日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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