
未来の日
6月19日は「朗読の日」。今回は「朗読の日」の意味や由来を解説します。
また、「朗読の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特にエンターテイメント業界の方や、朗読に関連するサービスを提供している企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
6月19日は「朗読の日」です。朗読を性別や年齢を問わず多くの人に支持される芸術文化として普及させることを目的に、NPO日本朗読文化協会が2001年に制定しました。日付は、6と19で「ろうどく」と読む語呂合わせから。
同協会では毎年6月19日に近い土日を利用し、朗読イベントを開催しています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「朗読の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「朗読の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「朗読の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「朗読の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「朗読の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「朗読の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「朗読の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、「朗読の日」に絡めたイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になりそうな広報PRの事例を紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「朗読の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
雑誌や文芸書、コミックなどさまざまな書籍を発行する株式会社講談社は、朗読劇「Staging!! Vol.1『四月十一日を千二百回繰り返したと主張する男』」の開幕をプレスリリース配信しました。
プレスリリースでは、音響監督、映画監督、舞台演出家などさまざまな演出のプロが手がける朗読劇「Staging!!」について説明。vol.01となる「四月十一日を千二百回繰り返したと主張する男」の公演情報を記載しています。「朗読の日」にちなんだ事例ではないものの、朗読劇の様子がわかる複数枚の写真が読み手の目を引きGOODです。
参考:神谷浩史が案内人を務める朗読劇「Staging!! Vol.1『四月十一日を千二百回繰り返したと主張する男』」開幕!
時刻表、旅行や鉄道関連のマガジンなどを発行する株式会社交通新聞社は、「声に出して読みたくなる!夢の列車旅JR時刻表『理想の旅程』」コンテストの開催をプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、同社が発行する『JR時刻表』を使用した「理想の旅程」を募集することを記載。大賞を受賞した旅程は、ゲスト選考委員のアナウンサー堺正幸氏が朗読し、動画として公開されることも掲載しています。
「朗読の日」にちなんだ事例ではありませんが、時刻表を発行する同社ならではの独自性あふれる内容がGOODなプレスリリースです。
参考:『JR時刻表』で計画する「理想の旅程」コンテストを実施! 大賞はゲスト選考委員が旅程を朗読するスペシャル動画に
「audiobook.jp」を運営する株式会社オトバンクは、ナレーターや声優が本を朗読する「オーディオブック」を利用する社会人514名を対象に、自己学習の習慣化に関するアンケート調査を実施。結果をプレスリリースで発表しました。
既存ユーザーから「読書が習慣化した」「読書量が増えた」などの声が多いことから、オーディオブックが「自己学習の習慣化にも寄与するかもしれない」と推察し調査を実施。プレスリリースでは、5項目について調査結果を掲載しています。結果が一目でわかるグラフ画像がGOOD。記念日を絡めた事例ではありませんが、独自アンケートを使用したサービス広報PRの参考になる事例です。
参考:【社会人514名に聞いた自己学習の習慣化に関する調査】 オーディオブック利用後「学習時間が増えた」は7割以上
株式会社チケミーは、チケット販売情報をプレスリリースで公開しました。2023年6月13日から15日にかけて、紀伊國屋サザンシアターにて開催される朗読劇『ルビンの壺が割れた』のチケット取り扱いをスタート。
プレスリリースでは、チケット販売情報や作品概要だけでなく、ひと目でわかりやすいビジュアルを冒頭に掲載しているのがGOODです。より多くの人へ認知を広め、販売促進効果を高めた広報PR事例といえるでしょう。
参考:2023年6月13日~15日に紀伊國屋サザンシアターで開催の朗読劇「ルビンの壺が割れた」のチケット販売が開始しました。
「朗読の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
朗読劇の公演を行うエンターテイメント企業だけでなく、オーディオブックなどのサービスを展開する企業でも6月19日の「朗読の日」を使ったキャンペーンを実施しやすいのではないでしょうか。記念日をうまく活用し、自社の商品やサービスをより多くの人に知ってもらうきっかけをつくるとよいでしょう。
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