
パブリックドメインの日

11月27日は「組立家具の日」。今回は「組立家具の日」の意味や由来を解説します。
また、「組立家具の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に家具業界の方や、組み立て式の商品を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
11月27日は「組立家具の日」です。2016年、医療機器やインテリア用品などを扱う株式会社クロシオによって制定されました。
日付は、大ヒットを記録した組立家具「カラーボックス」を考案・命名した深谷政男氏の誕生日(1941年11月27日)にちなんでいます。カラーボックスをはじめとする組立家具の魅力を発信し、普及させていくことが記念日制定の目的です。
「組立家具の日」に特化したイベント・キャンペーンは少ないものの、近年では購入者が簡単に組み立てられるインテリア商品が多数販売されています。新商品のプレスリリースを出したり、組立家具のプレゼント企画を実施したりといった広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「組立家具の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「組立家具の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「組立家具の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「組立家具の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「組立家具の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「組立家具の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「組立家具の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「組立家具の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「組立家具の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
健康家具ブランド「EMOOR」を展開する株式会社エムールは、新商品「TVボード STONOAK(ストノーク)」のプレスリリースを配信しました。大容量の収納スペースを備え、デザイン性にもこだわった組み立て式のテレビボードです。
「組立家具の日」にちなんだ事例ではありませんが、リビングに設置したときのイメージや利用シーンなど、豊富な写真で魅力とこだわりを伝えたのがGOOD。商品価格やサイズといった概要のほか、組み立て時間の目安についても表でまとめられています。
参考:佇まいが美しいー 石目調の天板とオーク木目の異素材を組み合わせたTVボードSTONOAK(ストノーク)が新発売!高級感と機能性を兼ね備えたTVボードがリビングの印象をワンランクアップ。
株式会社dinosは、長岡造形大学との産学連携プロジェクトで誕生した新商品のプレスリリースを公開。「お掃除ロボット おかえりラック」と名付け、デッドスペースの有効活用を強みとした商品について紹介しました。
プレスリリースでは、本商品の提案者である学生や、同社商品開発担当者のコメントを掲載しています。記念日にちなんだ広報PR施策ではありませんが、共同開発商品ならではの独自性・新規性を魅力的に伝えたプレスリリース内容が参考になるのではないでしょうか。
参考:ロボット掃除機の置き場所問題を、スペパカグ※で解決!基地とラックの二刀流「お掃除ロボット おかえりラック」を本日発売
家具の製造・販売を手掛けるタンスのゲン株式会社は、新商品「折り畳み宅配ボックス」の発売とともにプレスリリースを配信しました。宅配需要や再配達の課題解決を目的に、さまざまなニーズに応えられるよう設計された宅配ボックスです。
商品名にあるとおり、一般的な宅配ボックスとは異なり、折りたたんで収納できる点が強み。記念日関連のプレスリリースではありませんが、発信テーマとして組み合わせやすく、記念日施策のヒントとなる事例です。
参考:【再配達回避】必要な時だけセットする”折り畳み宅配ボックス” 省スペース&簡単設置の置き配ニーズに応える便利アイテム
11月27日の「組立家具の日」は、手軽に組み立てられるインテリア商品に注目が集まりやすい日です。家具の製造・開発に携わっている方や、組立家具を中心に扱う企業の方にとっては特に、「組立家具の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「組立家具の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
【関連記事】