立冬
11月8日は「リノベーションの日」。今回は「リノベーションの日」の意味や由来を解説します。
また、「リノベーションの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に不動産業界の方や、リノベーション商品を取り扱う企業の方は参考にしてみてください。
「リノベーションの日」の意味・由来とは?
11月8日は「リノベーションの日」です。不動産や建設、交通などリノベーション関連のあらゆる事業者が横断的に集まった団体「リノベーション協議会」によって制定されました。
日付は、建築の柱を表す「11」と、循環を意味する「∞」を数字に見立てて「8」とし、組み合わせて11月8日としたのが由来。リノベーションの知識を多くの人に知ってもらい、関係企業の啓もうイベントやリリースなどを促進することを目的としています。
老朽化した場所や壊れた部分を原状回復する「リフォーム」とは異なり、ライフスタイルや生活環境に応じてよりよい性能・価値を実現するのが「リノベーション」です。
リノベーション協議会は、既存の流通活性化や利益保護に寄与する活動を行っています。比較的新しい記念日ですが、リノベーションに関する事業を展開する企業にとっては、広報PR施策に活かしやすい日といえるでしょう。
記念日は、2022年11月に一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「リノベーションの日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「リノベーションの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「リノベーションの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「リノベーションの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「リノベーションの日」を元に発信をする流れ
「リノベーションの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「リノベーションの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「リノベーションの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「リノベーションの日」を広報PRに活かした事例
「リノベーションの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「リノベーションの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「リノベーションの日」を広報PR活動に活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.「リノベーションの日」の記念日認定をプレスリリースで発表
一般社団法人・リノベーション協議会は2022年、一般社団法人・日本記念日協会に「リノベーションの日」が制定されたことを受けて、プレスリリースを配信しました。
プレスリリースのアイキャッチには、「建築を循環させる」という文言と11月8日の由来がわかるイラストを掲載し、リノベーションにおけるメリットを訴求した構成が特徴的です。
認定と同時にプレスリリースを配信することで、多くの人に注目を集めやすくなります。記念日に関するプレスリリースとしてはもちろん、協議会の取り組みの認知拡大にもつながった広報PR事例として参考になるでしょう。
参考:11月8日は「リノベーションの日」|リノベーション協議会が記念日を制定
事例2.個人・法人向けのリノベーションパッケージを提供開始
リノベる株式会社は、積水化学工業株式会社 住宅カンパニーとともに既存マンションのZEH水準リノベーションを提供スタート。個人・法人向けの提供で、新たにパッケージ化したことをプレスリリースで配信しました。
プレスリリースには、ZEH水準リノベーションの特徴や取り組みの背景、課題などをピックアップ。ポイントごとに分けてまとめた内容がわかりやすくGOODです。イラストを交えながら解説することで、専門分野も視覚的に理解しやすくなっています。記念日に関する広報PRではありませんが、取り組みを伝える際の参考になる好事例です。
参考:積水化学工業とリノベるが既存マンションのZEH水準リノベーションを提供開始
事例3.リノベーションした自社ファクトリーをプレスリリースで紹介
老舗肌着メーカーの白鷺ニット工業株式会社は、福崎ファクトリーをリノベーションし、オフィスや外観の様子をプレスリリースで紹介しました。2000年の開設以降初のリノベーションで、事務所棟エリアを対象に展示スペース・食堂・撮影スタジオなどを一新しました。
プレスリリースでは、こだわった部分や居心地のよさなどを訴求。開設以来、初となるリノベーションの写真を複数枚掲載しているのがGOODです。「リノベーションの日」の事例ではありませんが、新しく生まれ変わった自社施設と記念日を絡めることで、より一層認知拡大に効果的な広報PR施策になるでしょう。
参考:創業55年肌着メーカー リノベーションで働きやすいオフィス空間へ
「リノベーションの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
11月8日の「リノベーションの日」は、住宅施設などのリノベーションに注目が集まりやすい日です。リノベーションの設計や施工に製造に携わっている方や、リフォーム・リノベーションに関する情報発信を担う企業の方にとっては特に、「リノベーションの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「リノベーションの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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