人口調査記念日
2月12日は「レトルトカレーの日」。今回は「レトルトカレーの日」の意味や由来を解説します。
また、「レトルトカレーの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、飲食業を手がける企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「レトルトカレーの日」の意味・由来とは?
2月12日は「レトルトカレーの日」です。日付は、1968年のこの日に日本初のレトルトカレー「ボンカレー」が発売されたことに由来します。「ボンカレー」を発売する大塚食品株式会社によって制定されました。
瓶詰や缶詰と同じように密封・加圧加熱することで殺菌しているため、常温で長期間の保存ができるレトルトカレー。本格的な味わいながら電子レンジや湯煎で調理できる手軽さで、災害・緊急時のための備蓄としても注目されています。
2月12日は、「ボンカレー」をはじめレトルトカレーを扱う企業やスーパーなど小売店によって、レトルトカレーのフェアやキャンペーンが実施されています。
「レトルトカレーの日」は、一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されています。
「レトルトカレーの日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「レトルトカレーの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「レトルトカレーの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「レトルトカレーの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「レトルトカレーの日」を元に発信をする流れ
「レトルトカレーの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「レトルトカレーの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「レトルトカレーの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「レトルトカレーの日」を広報PRに活かした事例
「レトルトカレーの日 」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「レトルトカレーの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「レトルトカレーの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.記念日にちなみ、レトルトカレーに関する調査を実施
加工食品や冷凍食品を製造販売する大塚食品株式会社は、自社で制定した2月12日の「レトルトカレーの日/ボンカレーの日」に合わせて、レトルトカレーに関する調査を実施。調査結果をプレスリリースで配信しました。
レトルトカレーで食事を済ますことを肯定する人は約9割であるほか、アレンジを実践したことがある人は6割超えということが判明。世代別でアレンジ食材の人気が異なり、20代がチーズ、30~50代が卵、60代が揚げ物をもっとも好むといったアンケート結果をプレスリリースで紹介しています。色別に分けたグラフとともに、それぞれの調査結果を端的に説明した点がGOOD。記念日を活用した好事例です。
参考:2月12日はレトルトカレーの日 レトルトカレーの食べ方再発見! 世代別 人気トッピングランキング公開
事例2.ビストロで提供するカレーをイメージしたレトルトカレーを新発売
食品の製造や販売を行うハウス食品グループ本社株式会社は、「下町BISTRO CURRY」<中辛><辛口>を2024年2月12日より発売することをプレスリリースで配信。ほぐし肉と3種の玉ねぎを使ったコクのある濃厚ソースが特徴のビストロで提供するカレーをイメージした新商品です。
プレスリリースのアイキャッチには商品のパッケージ画像を掲載。商品の特徴や開発背景、完成するまでに困難だった点などを紹介しています。記念日に関する発信ではありませんが、新商品のアピールだけでなく、メーカー側がどんな思いで開発に至ったかをあえて伝えることで商品への興味・関心を促した参考事例ではないでしょうか。
参考:下町情緒とモダンが融合する街の、スタイリッシュで居心地のよい”ビストロ”をイメージ!ほぐし肉と3種の玉ねぎの味わいが溶け込んだコク深く濃厚なカレー「下町BISTRO CURRY」<中辛><辛口>新発売
事例3.カレーの基礎知識とレトルトカレー開発ビジネスを学べる一貫校が誕生
カレー専門のコンサルティングを行う株式会社カレー総合研究所は、2023年12月5日から同社が運営するカレー大學で「カレー大學総合&専門コース/レトルトカレー開発一貫校」の募集を開始。カレーの基礎知識を幅広く学ぶ「カレー大學総合学部」とレトルトカレーの企画開発から販売までのカレービジネスを履修する新コースです。
プレスリリースでは、はじめに講座のポイントを紹介。続けて、レトルトカレー市場に注目が集まっていることなど記しています。募集要項を端的にまとめ、専門コースの詳細を掲載した展開がGOOD。「レトルトカレーの日」にちなんだ発信ではありませんが、どのようなことが学べて、どのような特典が得られるのかがわかりやすく記載された構成が参考になります。
参考:【レトルトカレー開発学校を知っていますか?】「カレー大學総合&専門コース/レトルトカレー開発一貫校」を12月5日に募集開始! レトルトカレーブーム到来!レトルトカレーを開発しビジネスを展開しよう!
「レトルトカレーの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「レトルトカレーの日」は、レトルトカレーに注目が集まり、手軽な調理や防災を想起させるきっかけになる日です。
食品メーカーの方や、飲食店などを展開する企業の方にとっては特に、「レトルトカレーの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「レトルトカレーの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
【関連記事】