筋肉を考える日
1月17日は「おむすびの日」。今回は「おむすびの日」の意味や由来を解説します。
また、「おむすびの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に飲食・食品業界の方や、お米に携わる企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「おむすびの日」の意味・由来とは?
1月17日は「おむすびの日」です。ごはんを食べよう国民運動推進協議会によって2000年に制定されました。
1995年に発生した阪神淡路大震災で、ボランティアの炊き出しにより被災者に多くのおむすびが届けられたことから、人と人との心を結ぶ「おむすび」の日として震災の起きた1月17日が記念日とされています。
2018年より公益社団法人・米穀安定供給確保支援機構が「おむすびの日」に関する活動を引き継ぎ、「主食である米の重要性を再認識してもらい、ボランティア善意を希薄させない」ことを目的に「おむすびの日」にちなんだイベントなどを実施しています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「おむすびの日」をきっかけに広報PR活動する効果
「おむすびの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「おむすびの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「おむすびの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「おむすびの日」を元に発信をする流れ
「おむすびの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「おむすびの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「おむすびの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「おむすびの日」を広報PRに活かした事例
「おむすびの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「おむすびの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「おむすびの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.「おむすびの日」に合わせ、スーパーフードを使ったおにぎりをプロデュース
おにぎりを世界に広めていくことを目的とする一般社団法人おにぎり協会は、化学メーカーの帝人株式会社とコラボレーションし、人気商品「スーパー大麦 バーリーマックス®」を使ったおにぎりのプロデュースを実施。詳細をプレスリリースで配信しました。コラボしたおにぎりは、『ミシュランガイド東京2019』に掲載された「おにぎり浅草宿六」にて期間限定で販売します。
プレスリリースのタイトルでは、1月17日の「おむすびの日」にちなんだ企画であることを伝え、本文には記念日の由来、スーパー大麦の説明、販売概要などについて掲載しています。項目別にまとめられた構成が参考になります。
参考:おむすびの日にあわせ、おにぎり協会が帝人「スーパー大麦」とコラボレーション
事例2.おにぎり総選挙キャンペーンを「おむすびの日」より実施
家庭用品や工業化学品の製造・販売を行う株式会社クレハは、一般社団法人おにぎり協会とともに1月17日の「おむすびの日」に、おにぎり総選挙第5弾を開催することをプレスリリースで配信。握り飯の呼び方について「おにぎり」派か「おむすび」派かの投票キャンペーンを行います。
プレスリリースでは、投票方法や抽選で当たる賞品などキャンペーン概要を記載。過去開催時の投票テーマや結果についてもグラフを用いた画像で紹介しています。同日に一般社団法人おにぎり協会もおにぎり総選挙についてのプレスリリースを配信。両社から情報を発信をすることで、より認知拡大効果を発揮した参考事例です。
参考:おむすびの日に開始【おにぎり総選挙】、あなたは【おにぎり】と呼ぶ? 【おむすび】と呼ぶ?
事例3.既存商品の1.5倍サイズのおむすびを販売開始
コンビニエンスストア「ファミリーマート」を全国に展開する株式会社ファミリーマートは、定番手巻おむすび重量の約1.5倍のおむすびの発売をプレスリリースで発表。プライベートブランド「ファミマルKITCHEN」より、「大きなおむすび 昆布とツナマヨネーズ」を2023年7月25日から販売します。
プレスリリースのアイキャッチには、新商品のおむすびの特徴がわかる画像を掲載。本文では商品のこだわりを紹介するほか、おむすびの具体的な重量を記載した点がGOODポイントです。記念日にちなんだものではないものの、おむすびに関する新商品を発売する際の参考になる事例です。
参考:定番手巻おむすび重量の約1.5倍のおむすびが登場!「大きなおむすび 昆布とツナマヨネーズ」新発売〜1個で2種類の具材が楽しめるボリュームおむすび〜
「おむすびの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「おむすびの日」は、おむすびに注目が集まるきっかけとなる日です。
食品・飲食業界の方や、調理をサポートする商品・サービスを手がける企業の方にとっては特に、「おむすびの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「おむすびの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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