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米の日(8月18日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日米の日(8月18日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

8月18日は「米の日(お米の日)」。今回は「米の日」の意味や、日付の由来を解説します。

また、「米の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際の広報事例もご初回。広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、米に関する商品を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「米の日」の意味・由来とは?

8月18日は「米の日(お米の日)」です。正式に認定されている記念日ではなく、発案者も定かではありませんが、日本特有の記念日のひとつとして広く知られています。

日付の由来は、「米」の漢字を分解すると八・十・八となることから、という説が有力です。また、米を作るためには88の工程が必要といわれており、米そのものと数字の8に深い関係があるという理由で、8のつく日を「米の日」とする企業もあります。

8月は、米の収穫前となる出穂(しゅっすい)のシーズンでもあるため、収穫・出荷に向けて広報PRに活かすこともできるでしょう。

「米の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「米の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「米の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「米の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「米の日」を元に発信をする流れ

「米の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「米の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「米の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「米の日」を広報PRに活かした事例

「米の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「米の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.「米の日」にちなみ、おにぎり製造マシンを販売開始

タカラトミーグループの株式会社タカラトミーアーツは、ふわふわなおにぎりが作れるおにぎり製造マシン『究極のおにぎり』を2023年8月10日から発売することを発表しました。

専門店が提供したようなおにぎりが味わえるのが特徴のクッキングトイ「究極シリーズ」の新作です。炊き立てご飯を「おにぎりケース」にセットし、本体のレバーを倒すことでケースが自動で回転。約30秒後にふんわりとしたおにぎりが完成します。

プレスリリースでは商品の説明や仕上がりのこだわり、設計を丁寧に記載するほか、実際の作り方を写真でわかりやすく説明しているのがGOOD。発売日を「米の日」の直前に設定し、記念日と絡めているのも参考にしたいポイントです。

参考:アツアツふわふわの“ごちそうおにぎり”製造機『究極のおにぎり』 8月10日(木)発売

事例2.200人にお米に関するアンケートを実施

米とごはんの道具を販売するオンラインショップ『ソラミドごはん』を運営する株式会社スカイベイビーズは、20〜60代の女性200人を対象にお米に関するアンケートを実施。調査リリースを配信しました。

調査リリースでは、お米の消費量や選ぶ際に重視するポイント、購入場所などを調査したところ、1ヵ月あたりの消費は「3〜5kg」が約半数を占め、選び際のポイントは1位「価格」、2位「品種」、3位「産地」という結果になったことをまとめています。グラフを使ってわかりやすく説明し、最後のまとめでは自社の姿勢や想いも伝えているのがGOODです。

記念日に関する発信ではないものの、「米」に関する情報発信を行うとともに、自社のサービスの認知拡大にも貢献した広報PRといえるでしょう。

参考:200人に聞いた『お米に関するアンケート』。大半が「スーパーに車で買いに行く」と回答し、重視するポイント上位3つは「価格」「品種」「産地」

事例3.自社の米ぬかを使った化粧品を新発売

株式会社穴太ホールディングスはThe北海道ファーム株式会社より、米ぬかで作った化粧品シリーズ「Siamam(シアマム)」を販売することをプレスリリースで発表しました。

プレスリリースでは、自社農場のお米「北海道 水芭蕉米 うたう」の米ぬかを使うと手がしっとりと潤うという声を受けて商品化したという開発背景や、シリーズ名の由来、商品の特徴を記載。自社の取り組みについてをわかりやすく紹介しています。

この事例は記念日にちなんだものではありませんが、米に関する商品を「米の日」に合わせて、広報PRするのも一案です。

参考:米農家が自らのお米でつくる “米ぬか化粧品” 「Siamam」が2023年6月27日(火)新発売

「米の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

8月18日の「米の日」は、米そのものだけでなく、米を使った加工食品やアロマ関連のケア用品など、さまざまな観点から広報PR活動に活かせます。米作りに携わっている場合は、自社のブランドや、各地域ならではのおいしさを発信しても良いでしょう。

また、8月18日に限定するのが難しい場合は、毎月18日や、8の付く日を「米の日」として企画するのも一案です。

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