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道の日(8月10日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日道の日(8月10日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

8月10日は「道の日」。今回は「道の日」の意味や由来を解説します。

また、「道の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に活かしている企業の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に交通業界の方や、道路に関するサービスを企画・提供している企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「道の日」の意味・由来とは?

8月10日は「道の日」です。1986(昭和61)年、公共事業や建設産業の行政事務を担当する建設省(現:国土交通省)によって制定されました。

日付は、1920年8月10日に、日本ではじめて長期の道路整備計画が実施された出来事にちなんでいます。また、8月1日〜31日の「道路ふれあい月間」の期間中であることも、由来のひとつです。

身近な存在である道路の意義や重要性を知ってもらい、国民全体の関心を高めることが制定の目的。道路は日常生活に必要な社会資本であり、整備は安全を守るための事業でもあるため、「道の日」をきっかけに多様な広報PRにつなげられるでしょう。

「道の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「道の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「道の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「道の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「道の日」を元に発信をする流れ

「道の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「道の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「道の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「道の日」を広報PRに活かした事例

「道の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「道の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「道の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.古道の魅力を紹介する「日本の山岳古道120選」を公開

公益社団法人日本山岳会は、創立120周年を迎えるにあたり、8月11日の「山の日」から順次サイトで、全国の山岳古道を紹介する「日本の山岳古道120選」を公開することをプレスリリースで配信。同会の全国の支部を中心に地域の方々や古道研究者の方々、自治体などの協力を得て調査をした「道の遺産」です。

プレスリリースでは、8月11日「山の日」以降に公開を開始をすることの告知とともに先駆けて公開前に閲覧する方法も掲載しています。その後、「山岳古道とは、山中を行くむかしの道」「山歩きのスペシャリストが足跡を探し出す」「失われつつある価値を伝え継ぐ」項目に分け、日本の山岳古道について紹介した構成がGOOD。

「道の日」に関連した発信ではありませんが、「山の日」に合わせて「日本の山岳古道120選」を公開するなど、記念日とうまく組み合わせ情報を発信した参考事例です。

参考:サイト「日本の山岳古道120選」を公開します

事例2.北陸新幹線敦賀駅からの直通バスで若狭西部観光が便利になることを発表

一般社団法人若狭おばま観光協会は、JR敦賀駅と若狭西部の各地を結ぶ直通バス「若狭メモリーライナー」のダイヤ改正と夏期臨時便運行することをプレスリリースで配信。小浜市、おおい町、高浜町の3つの市町と各観光協会で構成する「小浜・おおい・高浜広域観光推進協議会」による取り組みです。

プレスリリースでは、ダイヤ改正で追加となる運行情報がまとめられているチラシの画像を掲載。JR敦賀駅西口方面の白銀乗車口を経由し、道の駅「若狭おばま」から始まる運行ルートを載せ、若狭西部がもっと近くに、もっと便利になるようになったことを紹介しています。さらに運行便数や乗車料金など必要な情報を丁寧に説明しているのがGOODです。

「道の日」に関する発信ではありませんが、お盆期間中のタイミングでプレスリリース配信することで、若狭西部への観光者拡大につなげた事例です。

参考:北陸新幹線敦賀駅からの直通バス「若狭メモリーライナー」がますます便利になります!

事例3.福岡県内の道路環境提案を募集

一般社団法人・日本自動車連盟(JAF)は、2023年度の「JAF福岡支部 交通安全実行委員会」にて審議する福岡県内の道路環境改善提案募集のプレスリリースを配信しました。交通安全実行委員会は、道路環境をより良くするために一般ドライバーなどから意見を調査し、道路管理者に改善を提案するボランティア組織です。

プレスリリースには、道路利用時に不便性や危険性を感じた箇所の提案を呼びかけ、2022年度の募集で実際に1ヵ所改善された例をピックアップして改善前、改善後の画像とともに紹介。記念日にちなんだ事例ではありませんが、プレスリリースを配信することで団体の取り組みについての認知を広めた広報PR事例です。

参考:【JAF福岡】道路環境改善に関するご提案を募集します

「道の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

8月10日の「道の日」は、道路整備や交通情報を想起させるきっかけになる日です。交通関連の事業を展開する企業の方や、道路整備にまつわるサービスを開発・販売する企業の方にとっては特に、「道の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「道の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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