
しらすの日
3月4日は「サッシの日」。今回は「サッシの日」の意味や由来を解説します。
また、「サッシの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、ヒントになる企業の関連事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に建材の製造・販売を手掛ける企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
3月4日は「サッシの日」です。窓やシャッターなどの住宅用商品・ビル用商品、建材部品などを取り扱う吉田工業株式会社(現:YKK AP株式会社)によって制定されたといわれています。
日付は、「サ(3)ッシ(4)」と読む語呂合わせが由来。サッシを中心とする建材のPRを目的にした記念日です。
サッシとは、窓枠に用いられる建材の総称。語源である英語の「sash」から「サッシュ」と呼ばれることもあります。
特定の建材にちなんだ記念日ですが、関連の部品のプレスリリースにつなげたり、窓や網戸といった商品を紹介したりといった広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。
「サッシの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「サッシの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「サッシの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「サッシの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「サッシの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「サッシの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「サッシの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「サッシの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「サッシの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
自由設計の木造住宅を手掛ける株式会社アイ工務店は、「東京エコビルダーズアワード」を受賞したことをプレスリリースで発表しました。環境性能の高い建築物の普及に取り組む事業を表彰する、東京都環境局主催の制度です。
プレスリリースでは、評価された取り組みとして「高性能断熱サッシ」と、国土交通省大臣認定取得の壁紙を紹介。記念日にちなんだ発信ではありませんが、表彰といった客観的な評価をプレスリリースで発信することで、自社の強みや魅力、技術力を知ってもらうきっかけにつなげた参考事例です。
参考:株式会社アイ工務店が東京エコビルダーズアワードを4部門受賞! 国土交通大臣認定を取得した独自の高断熱外壁構造等が高評価
不動産仲介やリノベーション設計・施工事業を展開する株式会社groove agentは、家の寒さ対策に関する調査を実施し、プレスリリースで結果を公表しました。2024年1月18日、東京都在住の30〜40代既婚男女1,000人を対象に、寒さと対策法、断熱などについてアンケートを取ったレポートです。
調査結果は、グラフを用いながら対策の内容や断熱工事を紹介。「サッシの日」の事例ではありませんが、二重サッシの設置や樹脂製・木製サッシが防寒に有用なことから、関連性の高い広報PR施策として参考になるのではないでしょうか。
参考:【家の寒さ対策】家の寒さは「全体で気になる」が最多。断熱への関心は昨夏比11%アップ。
株式会社LIXIL住宅研究所フィアスホームカンパニーは、新商品「アリエッタDS」の発売をプレスリリースで発表しました。トリプルガラス樹脂サッシなど断熱性の高いサッシを採用し、採光・耐震性にもこだわった家です。
やや専門的な解説が多いプレスリリースですが、訴求ポイントがイメージしやすいようイメージ画像を掲載しているのがGOODポイント。発売の数日前に配信することで認知を広め、新築住宅の購入を検討中の人を中心に興味を引いた広報PR事例です。
3月4日の「サッシの日」は、サッシをはじめとする建材商品に注目が集まりやすい日です。製品の開発を手掛ける企業の方や、サッシや窓などの販売に携わっている方にとっては特に、「サッシの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「サッシの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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