
緑茶の日
3月21日は「ランドセルの日」。今回は「ランドセルの日」の意味や由来を解説します。
また、「ランドセルの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に小売業界の方やかばん・袋物の製造を行っている企業、イベント運営をしている企業などはぜひ参考にしてみてください。
3月21日は「ランドセルの日」です。ミニランドセルの制作者らによって制定。日付は、この時期が卒業式シーズンであることと、3 + 2 + 1=6で6年間ありがとうの意味を込めて選ばれました。6年間の思い出を詰め込んだランドセルに、感謝の気持ちを表すことを目的としています。
日本にランドセルが入ってきたのは江戸時代(幕末)。幕府が洋式軍隊制度を導入する際、装備品のひとつとしてオランダからもたらされたバックパック「Ransel(「ランセル」または「ラヌセル」)」がなまって「ランドセル」になったとされています。
通学鞄としてのランドセルは、1887年(明治20年)に初代内閣総理大臣・伊藤博文が、嘉仁親王(後の大正天皇)の学習院初等科入学の際、帝国陸軍の将校背嚢に倣った鞄贈ったことで徐々に普及していったといわれています。
「ランドセルの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ランドセルの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ランドセルの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ランドセルの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ランドセルの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ランドセルの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ランドセルの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ランドセルの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ランドセルの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
ランドセルを製造販売する株式会社マツモトは、2025年4月新入学向けの予約受付開始をプレスリリースで配信。「宇宙」をテーマにNASAとコラボレーションしたランドセル「オデッセイブラック」を販売します。
アイキャッチには、子どもがコラボランドセルを抱えているイメージ画像を掲載。プレスリリース内の画像は、内側のデザインが伝わるようランドセルを開いたものなど複数のパターンを用意したのがGOODです。「ランドセルの日」に絡めた事例ではありませんが、機能の紹介を11項目に分けて紹介するなど、読みやすい構成が参考になります。
参考:【くるピタランドセル】2025年度入学者向け/宇宙をテーマにしたNASAコラボランドセル「オデッセイブラック」新発売
ランドセルを中心とした革製品を手掛ける株式会社セイバンは、ランドセルのリメイクサービスの内容を刷新したことをプレスリリースで配信。6年間使用した想い出の詰まったランドセルを、長財布・キーケース・パスケース・キーホルダーの4点セットにリメイクする内容です。
プレスリリースでは、ランドセルのどの部分が何に変わるのかを具体的に紹介。各小物の画像とともにサイズ感などの詳細を記すことで、よりイメージしやすいのがGOODです。記念日に直接関連した事例ではないものの、刷新したサービス内容がよくわかるプレスリリースの構成が参考になります。
参考:ランドセルリメイクで卒業後も大切な想い出を残せるように。3月5日(火)よりサービス内容を刷新し受付開始!
ランドセルブランド「フィットちゃん」を展開する株式会社ハシモトは、オーダーメイドのランドセルをリニューアルし、1000本限定で受付開始することをプレスリリース配信しました。本体カラーから糸色まで8億8000通り以上の組み合わせができるオーダーメイドランドセルです。
何通りの組み合わせが可能か具体数を記し、バリエーションの豊富さをひと目で伝えたタイトルがGOODポイント。「ランドセルの日」を活用した事例ではありませんが、プレスリリースではオーダーメイドランドセルの特徴をわかりやすく解説した構成が参考になります。
参考:本体カラーから糸色まで選べる8億8000通り以上!フィットちゃんの最新機能が盛りだくさんのオーダーメイドランドセル、リニューアルして1000本限定受付開始
「ランドセルの日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「ランドセルの日」がある時期は卒業・入学シーズンで、ランドセル自体に注目が集まる時期です。ランドセルメーカーはもちろん、ランドセル展示会を企画している企業や、ランドセルに関連するグッズを製造・販売している企業も積極的に発信するとよいでしょう。
今一度「ランドセルの日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
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