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学校図書館の日(6月11日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日学校図書館の日(6月11日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

6月11日は「学校図書館の日」です。今回は、「学校図書館の日」の意味や由来について解説します。

併せて、「学校図書館の日」をきっかけにした広報PRについても解説。図書館や書店と共に行えるイベントや本にまつわる最新サービスなどをご紹介しています。出版社や書店だけでなく、学校教育に携わっている方もぜひチェックしてみてください。

「学校図書館の日」の意味・由来とは?

6月11日は「学校図書館の日」です。1997年、社団法人全国学校図書館協議会によって制定されました。

学校図書館法の一部を改正する法律が定められたことが、制定されたきっかけです。この法律により、12以上の学級数があるすべての学校に司書教諭を配置することが義務化されました。

「学校図書館の日」に全国で共通して行われているような催しはないものの、学校によっては読書のきっかけとなるようなイベントを行っている場合もあります。

なお、「学校図書館の日」は日本独自の記念日です。

「学校図書館の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「学校図書館の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「学校図書館の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「学校図書館の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「学校図書館の日」を元に発信をする流れ

「学校図書館の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「学校図書館の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「学校図書館の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「学校図書館の日」を広報PRに活かした事例

「学校図書館の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「学校図書館の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例をご紹介。読書や書店、図書館に関する広報PRもピックアップしています。

事例1.コンクール課題図書に関する子ども向け紹介動画を提供

オンライン読書教育の習い事「ヨンデミー」を運営する株式会社Yondemyは、課題図書に関する子ども向けの紹介動画を提供し、プレスリリースで発表しました。第70回青少年読書感想文全国コンクールを主催する公益社団法人・全国学校図書館協議会、毎日新聞社と連携したプロジェクトです。

「学校図書館の日」の事例ではありませんが、コンクールの課題図書にフォーカスし、自社ならではの事業を活かした独自性が魅力。プレスリリースでは「動画提供の背景」に訴求するだけでなく、主催者のコメントも掲載しています。

参考:読書教育のヨンデミーが青少年読書感想文全国コンクールへ課題図書の紹介動画を提供

事例2.サポート施設の受賞実績をプレスリリースで発表

株式会社グローバルは、大阪府堺市でサポートする「しらさぎ子ども図書館-詩の森-」が「第67回大阪建築コンクール 渡辺節賞」を受賞したことを発表しました。プレスリリースでは、施設や設計者の写真と、授賞式の様子を紹介しています。

こちらも「学校図書館の日」の広報PR施策ではありませんが、自社の実績を発信することで認知拡大効果につなげた好事例です。多くの写真を掲載し、メディア関係者だけでなく、周辺の子どもやその保護者たちへの興味関心を高めています。

参考:グローバルがサポートしている大阪・堺市の「しらさぎ子ども図書館-詩の森-」が「第67回大阪建築コンクール 渡辺節賞」を受賞

事例3.小学生向け歴史入門書の発売情報をプレスリリース配信

株式会社増進堂・受験研究社は、新書籍『歴史のなぜ?新事典』のプレスリリースを配信しました。はじめて歴史を勉強する子どもや、歴史に興味を持ち始めた小学生向けに解説された入門書です。

「73の「なぜ?」で裏側に迫る」「大人も気になる」など、幅広い層にアプローチしたプレスリリース文がGOODポイント。「学校図書館の日」のプレスリリースではありませんが、本書の読みやすさや収録内容がわかりやすいよう、ページ写真を用いながら丁寧に紹介された構成やビジュアルが参考になります。

参考:<歴史に興味がありそうな小学生>はいませんか?コミカルなマンガや巻物で時代の流れをインプット!73の「なぜ?」で裏側に迫り、歴史人物がリアルに見えてくる『歴史のなぜ?新事典』が新登場!

「学校図書館の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「学校図書館の日」は、日本の学校教育において重要な記念日です。知名度としてはあまり高くはないものの、子供の読書活動が向上しない問題への関心が高まっている昨今では、広報PRのきっかけとして活用しない手はありません。おすすめは、読書に関する調査リリースの配信。併せて、読書に関係する最新サービスや図書館の動向などを掲載すれば、内容の厚いリリースになります。ぜひ検討してみてください。

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