
「野菜フライ」の日
10月9日は「探究の日」。今回は「探究の日」の意味や由来を解説します。
また、「探究の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に教育関連の事業を行う企業の方や、「探究」をテーマにした取り組みを実施する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
10月9日は「探究の日」です。学習塾を運営する株式会社探究学舎が制定しました。日付は10と9で「タン≒テン(10)キュウ(9)」と読む語呂合わせから。
「探究」を通して子どもたちの健やかな成長につなげることを目的としています。また、ものごとを「楽しむ」季節である秋に、学び、探究することは楽しいことだというメッセージも込められています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「探究の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「探究の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「探究の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「探究の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「探究の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「探究の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「探究の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「探究の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。いずれも記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、今後「探究の日」にちなんだ広報PR活動を実施するうえでのヒントを得られるはずです。
株式会社REKIDSは2022年11月1日に、自社運営サイト「なるほど!エージェント」が、第19回日本e-Learning大賞の「STEAM教育特別部門賞」を受賞したことを発表。
「探究の日」に合わせたプレスリリースではないものの、学校のICT端末を活用し、小・中学校の探究学習を支援するサイトの受賞とあわせてサービスの3つの特長を紹介。同サービスの開発背景や利用者に提供できる価値、今後の展望についても触れています。受賞の様子のほか、サービス画面など画像も活用している点がGOODポイント。色味のある画像を用いることで、テキストとの調和を実現しています。
参考:REKIDSの小・中学校向けSTEAM・探究学習サイト「なるほど!エージェント」が、第19回日本e-Learning大賞「STEAM教育特別部門賞」を受賞
東日本電信電話株式会社は2022年10月20日、ドルトン東京学園中等部・高等部と連携協定を締結。ICTを活用した探究的な教育機会の創出や地域の価値創造を推進することを目的としています。
こちらも「探究の日」にちなんだプレスリリースではないものの、産学連携の新たな探究学習モデルの創出機会を目指した取り組みであることをアピール。連携協定事項のほか、協定締結に至った背景や目的、具体的な取り組み、今後の展望についても記載しています。伝えたい内容を箇条書きにしている点がGOODポイントです。画像を多用していなくても読みやすいプレスリリースに仕上がっています。
参考:東日本電信電話株式会社とドルトン東京学園中等部・高等部における連携協定締結 ~新たな探究学習モデルの協創・地域の価値創造を実現~
地域活性化やビジネス創出の支援事業を展開する株式会社さとゆめは、2022年11月22日〜12月12日の期間限定で、探究型レストラン「だいご茶房」をオープンすることを告知。築150年の古民家にて、スペシャルランチコースを提供します。今回の取り組みでは、茨城県大子町左貫地区の地域食材やレストランとなる古民家周辺の風景、文化などの地域固有の資源を活かし、新たな価値創出の可能性を探究します。
「探究の日」にちなんだプレスリリースではありませんが、「地域活性化」「価値創造」といった学習とは違った側面の探究をテーマにした取り組みであることをアピール。プロジェクトの舞台となる古民家「旧吉成邸」をはじめ、期間限定レストランで提供するメニューなどを鮮やかな色合いの画像で紹介。読み手の興味を誘う工夫が施されたプレスリリースといえます。
参考:北限のお茶を五感で味わう、お茶づくしの奥久慈ガストロノミー。探究型レストラン「だいご茶房」を11/22(火)より期間限定開催!
「探究の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
学校や教育関連サービスを提供する企業のほか、「探究」をテーマにした取り組みを実施する企業・団体も10月9日の「探究の日」を活用した広報PR活動を実施できそうです。記念日に合わせたプレスリリース配信や、SNSを活用した情報発信などで、自社の活動をより多くの人に周知しましょう。
【関連記事】