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セルフメディケーションの日(7月24日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日セルフメディケーションの日(7月24日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

7月24日は「セルフメディケーションの日」。今回は「セルフメディケーションの日」の意味や由来を解説します。

また、「セルフメディケーションの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特にヘルスケア業界の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「セルフメディケーションの日」の意味・由来とは?

7月24日は「セルフメディケーションの日」です。OTC医薬品(一般用医薬品)のメーカーから成る団体、日本OTC医薬品協会(JSMI)によって制定されました。

日付は、記念日を含む月曜日から日曜日までの7日間、24時間常に取り組むことから7月24日としたのが由来です。

自ら軽い症状を判断し、OTC医薬品を使って手当てするのが「セルフメディケーション」。ドラッグストアなどで購入できる医薬品の活用を促し、セルフメディケーションの意識・行動を促進することが、記念日制定のおもな目的です。

同会は毎年「セルフメディケーションの日」に合わせてシンポジウムを開催し、公式サイトでレポートを公開しています。ヘルスケア業界を中心に、プレスリリース・ニュースリリースのきっかけにつなげやすい記念日ともいえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「セルフメディケーションの日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「セルフメディケーションの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「セルフメディケーションの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「セルフメディケーションの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「セルフメディケーションの日」を元に発信をする流れ

「セルフメディケーションの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「セルフメディケーションの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「セルフメディケーションの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「セルフメディケーションの日」を広報PRに活かした事例

「セルフメディケーションの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「セルフメディケーションの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「セルフメディケーションの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.セルフメディケーション推進を目指したブランドの新商品

全国に調剤薬局を展開する日本調剤株式会社は、OTC医薬品プライベートブランド「5COINS PHARMA」の新商品をプレスリリースで発表しました。ステロイド外用剤を2種類展開し、全国の店舗やヘルスケア通販サイト「日本調剤オンラインストア」にて販売を開始。

「セルフメディケーションの日」のプレスリリースではありませんが、セルフメディケーション推進を目的としたブランド開発であることに触れ、商品の安心性を訴求しています。各商品の特徴を丁寧に説明し、パッケージ写真とともに紹介した構成もGOODな事例です。

参考:日本調剤のOTC医薬品シリーズ『5COINS PHARMA』でステロイド外用剤2商品を新発売

事例2.のどの症状に関するアンケート結果と専門家コメントを掲載

株式会社龍角散は、20〜50代のビジネスパーソン500人を対象に「のどケア事情調査」を実施し、プレスリリースで結果を発表しました。2023年12月15日から18日にかけて、株式会社ネオマーケティングのサービスを用いて行ったWebアンケートです。

調査結果では、のどの症状が出る頻度やそれに伴う悩みなどのトピックスを紹介。サマリをまとめたうえで、各項目の回答を詳しく記載しています。さらに「音声の専門医」のコメントを掲載し、のどの症状とセルフメディケーションの関連性・重要性について豊富な情報を盛り込んだ好事例といえるでしょう。

参考:咳止め薬が不足している今、見直したい。のどケア事情を調査!「病院」より「市販薬」が多数派!過半数が、症状が出るまでケアをしない!のどの症状に伴う悩み1位「不眠」2位「集中力の低下」。失敗談も

事例3.セルフメディケーションを提案するAIシステムが特許を取得

アイカ製薬株式会社は、代表であり漢方薬剤師である大久保愛氏が開発したシステム「CrowdSalon®(クラウドサロン)」の特許を取得したことをプレスリリースで発表しました。AIを搭載したオンライン診断で、タイプ別のセルフメディケーションを紹介するシステム・サービスです。

こちらも「セルフメディケーションの日」の事例ではありませんが、特許取得をきっかけにプレスリリースを配信することで認知拡大効果に寄与しています。また、オンラインセミナーの情報も併せて発信し、メディア関係者を中心に多くの人の興味・関心を高めた広報PR施策です。

参考:AI搭載オンライン食薬・漢方相談システム「CrowdSalon®」が特許を取得

「セルフメディケーションの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

7月24日の「セルフメディケーションの日」は、OTC医薬品を用いた体調・健康管理を想起させるきっかけになる日です。医薬品の開発に携わっている方や、セルフメディケーションを中心とした事業を手掛ける企業の方にとっては特に、「セルフメディケーションの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「セルフメディケーションの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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