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血清療法の日(12月4日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日血清療法の日(12月4日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

12月4日は「血清療法の日」。今回は「血清療法の日」の意味や由来を解説します。

また、「血清療法の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に医療業界の方や、血清療法・北里柴三郎博士に関連する商材を扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「血清療法の日」の意味・由来とは?

12月4日は「血清療法の日」です。1890年12月4日、エミール・ベーリング氏と北里柴三郎氏が血清療法のきっかけとなる免疫体を発見したことにちなんで、記念日として制定されました。

血清療法とは、動物に菌体を少しずつ注射して血清の中に抗体を生成し、この血清を患者に注射する治療法。人の体内に入った毒素を、血清で中和して治療する方法です。2人の博士は、「ジフテリア」と「破傷風」2つの血清療法を発明しました。

現代の日本においては、ウマに免疫を行う「ウマ血清」が一般的です。ハブやマムシなどヘビの咬傷、破傷風やボツリヌスといった疾患の治療に用いられます。

「血清療法の日」に限定したイベント・キャンペーンはあまり見られませんが、日本人の発明者である北里柴三郎博士に着目すると、医療業界以外の視点からも広報PRを考案できるでしょう。

「血清療法の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「血清療法の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「血清療法の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「血清療法の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「血清療法の日」を元に発信をする流れ

「血清療法の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「血清療法の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「血清療法の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「血清療法の日」を広報PRに活かした事例

「血清療法の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「血清療法の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「血清療法の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.北里柴三郎を含む新紙幣の人物について、児童向けにまんが化

株式会社集英社は、人気シリーズ「学習まんが 世界の伝記NEXT」に関するプレスリリースを発表しました。同シリーズから、「新紙幣3人セット」と題した3冊のセット商品を新発売。

2024年に新しく紙幣の顏となる、渋沢栄一・津田梅子・北里柴三郎の3人について、その生涯をまんがで解説しています。小学校低学年から対象としており、ふりがな付きで読みやすさに配慮されているのが魅力。歴史的な偉業を遂げた人物を、「新紙幣」という切り口で商品化した広報事例です。

参考:集英社の大人気シリーズ「学習まんが 世界の伝記NEXT」より「新紙幣3人セット」が3月9日(水)に登場!

事例2.臨床医の仕事内容を学べるパビリオンを期間限定オープン

子どもの職業・社会体験施設「キッザニア」の企画・運営を行うKCJ GROUP 株式会社は、期間限定で展示を開催することをプレスリリースで配信。北里柴三郎博士らによって設立された公益社団法人・日本医師会をスポンサーに、キッザニア東京で「診療所」パビリオンをオープンしました。

臨床医としての役割を知る診療・応急処置のほか、予防接種にまつわるクイズラリーなど限定アクティビティを展開します。開催初日の1ヵ月以上前に配信したプレスリリースですが、会場のイメージイラストを掲載しているのがGOOD。「血清療法の日」と直接的な関係はありませんが、北里博士や医療関連コンテンツと掛け合わせた広報PR事例として、参考にしてみてはいかがでしょうか。

参考:キッザニア東京に期間限定「診療所」パビリオンが初登場~こども達が臨床医の仕事を体験、健康意識を高める機会を提供

事例3.腹腔鏡手術をサポートする最新ロボットを導入

学校法人・北里研究所 北里大学北里研究所病院は、「Hugo™️ RAS システム」の導入をプレスリリースで発表しました。日本の医療機関で、はじめて導入が決定した国内最新の外科手術支援ロボットです。

腹腔鏡手術をサポートする専門機器ですが、外観がわかる画像や、使用イメージがわかりやすい写真を掲載したのがGOODポイント。さらに、同院院長のコメントを紹介することで、専門家以外でもその魅力に触れられるよう配慮されています。

参考:北里研究所病院、最新の外科手術支援ロボット「ヒューゴ」を国内初導入

「血清療法の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

12月4日の「血清療法の日」は、破傷風やヘビ咬傷といった疾患・治療方法をきっかけに、医療業界へ注目が集まりやすい日です。また、発明者の1人である北里柴三郎博士にちなんで、伝記を紹介したり、故郷への観光を呼びかけたりといった広報PRにも活かせるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「血清療法の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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