
緑茶の日
6月15日は「信用金庫の日」です。今回は、「信用金庫の日」の意味や由来について解説します。
また、信用金庫に関する広報PRの取り組みをいくつかご紹介。参考となるポイントについても解説します。信用金庫の広報担当者はぜひチェックしてみてください。
6月15日は「信用金庫の日」です。1951年6月15日に「信用金庫法」が公布・施行されたことにちなんで、記念日として制定されました。
「信用金庫の日」は、お客様や地域との結びつきを強固なものとすることを目的としています。そのため、毎年6月15日には全国各地の信用金庫でさまざまなキャンペーンが実施されています。
内容としては、献血・清掃・募金に加え感謝デーなど。地域に対して感謝を伝えるような、地域貢献活動をメインに行っています。なお、「信用金庫の日」は日本独自の記念日です。
「信用金庫の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「信用金庫の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「信用金庫の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「信用金庫の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「信用金庫の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「信用金庫の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「信用金庫の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「信用金庫の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例とを紹介します。「信用金庫の日」ではないですが、今後の広報PRのヒントになりそうな金融機関についての事例をピックアップしています。
OLTA株式会社は、「西日本シティ銀行クラウドファクタリング powered by OLTA」についてプレスリリースを配信しました。西日本シティ銀行と提携し、地域に密着した中小企業・個人事業主のサポートを目指す取り組みです。
プレスリリースでは、今回の提携によってOEM提携の金融機関が28にのぼる実績にも触れています。クラウドファクタリングを利用することで得られるメリットや、自社サービスならではのシステムを訴求しているのがGOOD。
提供スタートと同時にプレスリリースを配信することで、中小企業を中心に多くの人へ認知を広めた広報PR事例です。
参考:西日本シティ銀行とクラウドファクタリング事業の共同提供を開始|OLTAのプレスリリース
埼玉縣信用金庫は、「さいしんビジネスフェア2023~彩・発・見!Saitama・サステナブルスタイル~」と題したイベント情報を発表しました。2年ぶり5回目となるビジネスマッチングイベントを2023年6月7日に開催。
2015年から隔年で開催しているイベントですが、2021年以降はリアル会場とオンライン会場のハイブリッド型を採用しているのが特徴です。プレスリリースでは会場の様子やレイアウトをビジュアルで紹介し、周辺住民だけでなく全国のオンライン参加者の増加に貢献しています。
参考:《さいしん》と全国30信金の取引先企業が出展!「さいしんビジネスフェア2023」を開催します
京都信用金庫は、一般社団法人全国信用金庫協会が実施する「第27回 信用金庫社会貢献賞」にて、「会長賞」を受賞したことをプレスリリース配信。「問いが集まる共創施設 QUESTION」の活動で表彰を受けました。
プレスリリースでは、受賞の概要、今回の賞に至った共同施設「QUESTION」について紹介しています。施設を通じてどのような活動ができるのかを、フロア別にピックアップ。利用しているイメージが伝わりやすい写真を掲載しているのがGOODです。記念日にちなんだ事例ではありませんが、信用金庫ならではの視点で地域の方々との結びつきを感じられるプレスリリースです。
参考:【京都信用金庫】QUESTIONの活動が「信用金庫社会貢献賞」会長賞を受賞しました!
全国を対象にした取り組みよりも、特定の地域を対象とした取り組みのほうが、「信用金庫の日」をきっかけとした広報PRはしやすい傾向にあります。信用金庫を利用する地域のお客様にとって、どんな情報であれば有益なのかを考え、「信用金庫の日」を活かした広報PRの内容を検討してみてください。
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