月ロケットの日
2月27日は「新撰組の日」。今回は「新撰組の日」の意味や由来を解説します。
また、「新撰組の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、ヒントになる関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に歴史にまつわる商材の企画・販売に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「新撰組の日」の意味・由来とは?
2月27日は「新撰組の日」。1863(文久3)年2月27日に、新撰組の原点ともいえる「浪士組」が結成された出来事にちなんだ記念日です。
幕府派と反幕府派が対立するなか、江戸幕府が京都で浪士を収集。徳川家茂将軍の命令によって組織化した、歴史的な出来事でもあります。
また3月13日は、1863年に「壬生浪士組」を結成し、新撰組が本格的に発足したことから、同じく「新撰組の日」に制定されました。
記念日に特化したイベント・キャンペーンは多くないものの、江戸時代を中心とする歴史にちなんだ商材であれば、カテゴリを問わず広報PRに活かせるでしょう。
「新撰組の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「新撰組の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「新撰組の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「新撰組の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「新撰組の日」を元に発信をする流れ
「新撰組の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「新撰組の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「新撰組の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「新撰組の日」を広報PRに活かした事例
「新撰組の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「新撰組の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「新撰組の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.新撰組結成160周年のスペシャル講談を開催
JR西日本は、第11回新選組結成160年スペシャル講談の開催情報をプレスリリースで発表しました。「新撰組の日」に関するプレスリリースではありませんが、結成160周年を迎える新撰組をメインに取り上げたプロジェクトです。
プレスリリースの内容は比較的シンプルですが、これまでのイベント内容とコンセプトを押さえたうえで、公演概要をわかりやすく記載した構成がGOODポイント。チケットの発売後、公演の約1ヵ月前というタイミングに配信することで、メディアをはじめ、公演を知らなかった人へ周知し、認知を促進したた広報PR事例です。
参考:京都講談 玉田玉秀斎の「京都がたり」第11回新選組結成160年スペシャル講談 『新選組、始動!』
事例2.漫画作品のアクリルスタンド受注情報をプレスリリースで発表
漫画雑誌・コミックス・書籍の出版を展開する株式会社コアミックスは、漫画作品『ちるらん 新撰組鎮魂歌』に関するプレスリリースを配信しました。マンガほっとプレミアムストアにて、同作に登場するキャラクターのビッグアクリルスタンドを取り扱いスタート。
プレスリリースでは受注販売情報をまとめており、販売期間・商品価格・サイズ・特典などが読みやすく記載されています。記念日にちなんだ事例ではありませんが、サイズ感がわかるよう、漫画本とアクリルスタンドを並べた写真を掲載するなど、読み手に伝わるよう工夫されている点がGOODです。
参考:【期間限定10/17まで!!】『ちるらん 新撰組鎮魂歌』ビッグアクリルスタンドがマンガほっとプレミアムストアに登場!!
事例3.新撰組ふるさと歴史館などがイベントスポットに決定
東京都日野市役所は、多摩東京移管130周年記念デジタルスタンプラリーのチェックポイントとして「日野宿本陣」「新選組ふるさと歴史館」など4ヵ所が選ばれたことをプレスリリースで紹介しました。デジタルスタンプスポットでスタンプを集めると、抽選に応募できるプロジェクトです。
プレスリリースでは、新撰組のふるさと歴史館など、チェックポイントの外観がわかる写真を掲載したのがGOODポイント。地域ならではの魅力をイベントに絡めて発信することで、より多くの人に関心を持ってもらうきっかけになっています。「新撰組の日」の事例ではありませんが、新撰組にゆかりのある企業・エリアの広報PR施策として参考にしてみてはいかがでしょうか。
参考:「日野宿本陣」「新選組ふるさと歴史館」が多摩東京移管130周年記念スタンプラリーチェックポイントに選ばれました!
「新撰組の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
2月27日の「新撰組の日」は、江戸時代や新撰組といった歴史を想起させるきっかけになる日です。歴史に関する商材を扱う企業の方や、新撰組をテーマにした作品・商品を展開している方にとっては特に、「新撰組の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「新撰組の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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