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処暑(8月22日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日処暑(8月22日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

8月22日は「処暑」。今回は「処暑」の意味や由来を解説します。

また、「処暑」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、ヒントになる関連の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に暦にちなんだ広報PRや、夏ならではのイベント・キャンペーンを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「処暑」の意味・由来とは?

8月22日は「処暑」です。太陽の動きに合わせて1年を24の気に分ける「二十四節気」のうち、黄経(こうけい)が150度に達した日を意味しています

本来、8月23日または24日から、9月8日か9日の「白露(はくろ)」までの約15日間が該当しますが、現代では第1日目のみが「処暑」。日付は黄経によって毎年異なり、2024年は8月22日が「処暑」です。

「処暑」に限定したイベント・キャンペーンは少ないものの、開始日や終了日を「8月22日(処暑)」といったかたちで表記するケースは多く見られます。日中は暑い日が続く時期でもあるため、夏特有の商品を紹介したり、期間限定の企画を実施するなど広報PR活動に活かせるでしょう。

「処暑」をきっかけに広報PR活動する効果

「処暑」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「処暑」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「処暑」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「処暑」を元に発信をする流れ

「処暑」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「処暑」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「処暑」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「処暑」を広報PRに活かした事例

「処暑」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「処暑」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「処暑」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.「大暑」から「処暑」の期間限定で、京都の打ち水を体験

京阪ホテルズ&リゾーツ株式会社は、京阪グループのフラッグシップホテル「THE THOUSAND KYOTO(ザ・サウザンド京都)」にて、「京の打ち水大作戦」と題したイベントを開催しました。

2022年7月23日の「大暑」から8月23日の「処暑」の間、京都の夏を乗り換える知恵が体験できるアクティビティ企画です。京都市の予報最高気温が35度を超える日に限り、エントランスにて打ち水の体験が可能。京都の旅行客をターゲットにした、ユニークな広報事例といえます。

参考:【THE THOUSAND KYOTO】暑さを乗り切る”知恵”を体験する、期間限定アクティビティ◆ホテルエントランスで「京の打ち水大作戦」を実施します

事例2.猛暑日限定で「クールかき氷シャンプー」を実施

株式会社温泉道道が運営する日帰り温泉「おふろcafe ハレニワの湯」は、8月の猛暑日(35度以上)に「クールかき氷シャンプー」を実施することをプレスリリース配信しました。

プレスリリースには、「クールかき氷シャンプー」の説明とし、頭の上に冷たいかき氷とクールシャンプーを乗せてひんやり感を楽しむイベントであることを記載。観測史上もっとも高い気温41.1℃(2018年7月23日)を記録した熊谷市にある施設として、猛暑の中で来店した方への感謝の気持ちと熱中症予防を伝えるために企画した背景を綴っています。暑さが和らぐ「処暑」に関する発信ではありませんが、気温に焦点を当てた限定イベントのプレスリリースは独自性があり目を引きます。

参考:日本一暑い熊谷にあるおふろ屋さん/おふろcafe ハレニワの湯で暑気払い。かき氷に見立てた「クールかき氷シャンプー」を実施します

事例3.水鉄砲を撃ち合って盛り上がる新コンテンツが登場

自然の冒険テーマパーク「ネスタリゾート神戸」は2023年7月28日より、プールで水鉄砲を撃って盛り上がる「ネスタ ウォーターバトル」を緊急開催したことをプレスリリースで発表。

プレスリリース冒頭ではイベントの企画理由、施設の特徴を記載。そのあとに今回のウォーターバトルに関する説明、各コンテンツの詳細を記しています。アイキャッチ画像には、新イベントの画像とともに施設内で楽しめる体験コンテンツの写真を掲載し、どのような内容が楽しめるのかがイメージできる点がGOOD。

「処暑」にちなんだ事例ではありませんが、厳しい暑さが続く日々に合うコンテンツ企画の打ち出しをはじめ、プレスリリースを配信を活用した告知は、参考になる広報PR事例といえるでしょう。

参考:【ネスタリゾート神戸】猛暑脱出!水鉄砲を打ちまくる、爽快ウォーターバトルの緊急開催決定!山深くの爽やかな風を感じる新バギー、大自然の熱狂花火フェスも!

「処暑」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

8月22日の「処暑」は、二十四節気や夏のイベントに注目が集まりやすい日です。夏休みならではのキャンペーンを検討している方や、二十四節気にまつわる企画を検討している方にとっては特に、「処暑」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「処暑」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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