PR TIMES MAGAZINE|広報PRのナレッジを発信するWebメディア
記事検索
昭和の日(4月29日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日昭和の日(4月29日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

4月29日は「昭和の日」。今回は「昭和の日」の意味や由来を解説します。

また、「昭和の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特にイベント業界の方や、昭和に関する取り組みを行う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「昭和の日」の意味・由来とは?

4月29日は「昭和の日」です。1927〜1947年までは「天長節」、1948~1988年までは昭和時代の「天皇誕生日」、平成へと年号が変わった際に1989年からは「みどりの日」となり、2007年以降は「昭和の日」として呼ばれるようになった国民の祝日のひとつです。

「国民の祝日に関する法律」によると、「昭和の日」は、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」日とされています。

「昭和の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「昭和の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「昭和の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「昭和の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「昭和の日」を元に発信をする流れ

「昭和の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「昭和の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「昭和の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「昭和の日」を広報PRに活かした事例

「昭和の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「昭和の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日にちなんでいなくても今後「昭和の日」を使った広報PR活動を実施するうえでヒントになるはずです。

事例1.「昭和の日」に向けて人気書籍シリーズを発売

書籍の企画編集やWebコンテンツの制作などを手掛ける303BOOKS株式会社は、『昭和ぐらしで令和を生きる』の発売情報をプレスリリースで公開しました。既刊の「昭和偏愛シリーズ」の5冊目となる書籍で、2024年4月29日の「昭和の日」に先駆けて販売決定。

シリーズのテーマである「昭和」と国民の記念日である「昭和の日」を組み合わせ、プレスリリースでも訴求したのがGOODポイントです。表紙写真のほか、ページの一部を写真で紹介することで収録内容がイメージしやすくなっています。

参考:昭和の部屋・モノ・ファッションにこだわる27人が登場『昭和ぐらしで令和を生きる』が「昭和の日」に向けて4月26日発売!

事例2.昭和をテーマにしたメニューを春季限定で提供

株式会社物語コーポレーションは、全国に展開する飲食店「お好み焼本舗」にて「昭和のごちそうフェア」と題したキャンペーンの開催を決定しました。2024年3月5日から6月上旬にかけて展開する春限定のグルメ企画です。

昭和をテーマにしたメニューを複数展開しており、ナポリタンをはじめとする懐かしのグルメを味わえるのを強みとしています。インパクトのあるメニュー写真を商品ごとに掲載し、価格もあわせて紹介した構成がGOOD。「昭和の日」のプレスリリースではありませんが、期間限定フェアをきっかけに、店舗への興味関心を高めるきっかけになった好事例といえるでしょう。

参考:【お好み焼本舗】春期間限定の「昭和のごちそうフェア」が2024年3⽉5日(火)より販売開始

事例3.昭和を思い出しながら記憶力向上を目指す本を発売

株式会社学研ホールディングスのグループ会社である株式会社Gakkenは、書籍『川島隆太教授のらくらく脳体操 昭和パズル90日』のプレスリリースを配信しました。脳機能研究の第一人者が監修した人気シリーズで、昭和を思い出しながら記憶力を向上させるクイズ本です。

ユニークなテーマで展開される書籍内容を、ページ写真とともに紹介したプレスリリース構成がGOODポイント。「昭和の日」の事例ではないものの、独自性や新規性をアピールすることでメディアフックにつなげた有用な広報PR事例といえます。

参考:【「昭和」を思い出して認知機能を強化】「懐かしい昭和」で脳トレする『川島隆太教授のらくらく脳体操 昭和パズル90日』発売

「昭和の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「昭和の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

4月29日あたりから大型連休をとる人も少なくないため、「昭和の日」に合わせたイベント・キャンペーンを実施し、お出かけ先として提案するのも一案です。明治時代以降、一番長く続いた昭和は、今でも多くの人に愛されている時代といえます。「昭和の日」に合わせたプレスリリースを配信し、ノスタルジックな気分を味わえる取り組みを検討してみるとよいかもしれません。

【関連記事】

今から準備できる、おすすめテーマ