
心の介護に向き合う日
2月17日は「千切り大根の日(切干大根の日)」。今回は「千切り大根の日」の意味や由来を解説します。
また、「千切り大根の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に食品メーカーの方や、乾燥野菜の製造・販売に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
2月17日は「千切り大根の日」です。乾燥野菜食品メーカーである、こだま食品株式会社によって制定されました。東日本では「切干(きりぼし)大根」と呼ばれているため、「切干大根の日」と表記される場合もあります。
日付は、「千」を分解して漢数字の「二」と数字の「1」に見立てて、「切」の辺である漢数字の「七」を組み合わせたもの。また、千切り大根生産の最盛期が2月であることも、由来となっています。
千切り大根は、大根を細長く切って乾燥させた、日本の伝統的な乾物のひとつです。「切干大根の日」に特化したイベント・キャンペーンは少ないものの、食品メーカーや乾物を取り扱う企業の方であれば、記念日にちなんだ広報PRを考案できるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「千切り大根の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「千切り大根の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「千切り大根の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「千切り大根の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「千切り大根の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「千切り大根の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「千切り大根の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「千切り大根の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「千切り大根の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
レシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」を運営する株式会社エブリーは、2024年の「食トレンドランキング」と、2025年の「食の流行予測」をプレスリリースで発表しました。「千切り大根の日」の事例ではありませんが、1年間のトレンドと今後の予測2つの視点から情報をまとめた調査レポートです。
プレスリリースではグラフ画像やメニュー写真を用いながら、腸活に「切り干し大根」、発酵食品に「甘酒」などトピックに応じた食材・料理を紹介しているのがGOOD。日本最大級のメディア規模を強みとする企業が、自社調査とプレスリリースをうまく組み合わせた広報PR施策です。
参考:『DELISH KITCHEN』が2025年の食の流行を予測!「ネオ和食」「ハイブリッド食感」「ドバイチョコ」が流行?!
宮崎県国富町(くにとみちょう)は、Amazonふるさと納税での寄付受付を開始したことをプレスリリースで発表しました。マンゴーやピーマン、切り干し大根など、温暖なエリアならではの農産物の返礼品を紹介しています。
「千切り大根の日」に特化した事例ではありませんが、国富町の地域性を活かしたプレスリリースの内容が参考になるポイント。返礼品に関する情報はもちろん、Amazonふるさと納税の利便性を訴求しているのもGOODです。
参考:primeマークが付いた返礼品も。Amazonふるさと納税で寄附の受付を開始
全国各地にステーキハウスを展開する株式会社ブロンコビリーは、2025年1月16日にスタートするメニュー「初春サラダバー」のプレスリリースを配信しました。旬の野菜を使ったサラダや、サラダバーで新鮮な野菜を楽しめる期間限定企画です。
こちらも「千切り大根の日」にちなんだ事例ではありませんが、プレスリリースでは千切り大根を使ったからし和えや、ドライいちごをアクセントに加えたサラダなどを紹介。初春メニューならではの食材を写真とともに訴求し、自社ならでは、季節ならではの魅力を伝えています。
参考:色々と大変な今だからこそ、ブロンコビリーで旬野菜を好きなだけ食べ放題!1月16日(木)より『初春サラダバー』を季節限定で順次提供開始
2月17日の「千切り大根の日」は、千切り大根(切干大根)をはじめとする乾物に注目が集まりやすい日です。食品を扱う企業の方や、乾物の製造・加工・開発に携わっている方にとっては特に、「千切り大根の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「千切り大根の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
【関連記事】