
吸水ショーツの日
10月1日は「終活を考える日」。今回は「終活を考える日」の意味や由来を解説します。
また、「終活を考える日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報PR事例もご紹介。広報PRやマーケティングネタを探している方、特に終活に関する事業を展開している企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
10月1日は「終活を考える日」です。愛媛県松山市の介護付有料老人ホーム「松山エデンの園」が制定しました。10月を「じゅうがつ」と読む響きが「しゅうかつ=終活」と重なることから、10月の始まりである1日が選ばれています。
終活に取り組みたいけれど「何から始めればいいのかわからない」という人にとって、最初の一歩を踏み出すきっかけとなる日です。また、終活に関わる団体や事業者が社会に向けて活動を広げやすくなるようにという思いも込められています。
終活関連のサービスや取り組みを伝える際は、この日に合わせて企画を紹介してみるのもよいでしょう。講座やセミナー、相談会などとあわせて発信すれば、社会的な意義をより伝えやすくなります。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「終活を考える日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「終活を考える日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「終活を考える日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「終活を考える日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「終活を考える日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「終活を考える日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「終活を考える日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「終活を考える日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「終活を考える日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
社会福祉法人 聖隷福祉事業団は、介護付有料老人ホーム「松山エデンの園」において、一般社団法人終活サポート協会や地域の関係団体とともに「終活アライアンス」を発足しました。10月1日の「終活を考える日」に合わせて活動を始めることをプレスリリースで発表しています。
プレスリリースでは、「終活アライアンス」の趣旨や「終活を考える日」の背景を丁寧に紹介しています。加えて、予定されているセミナー内容もわかりやすく掲載されており、情報を届ける工夫が伝わります。記念日の目的である「終活に関する情報を広める」ことに沿った施策として、参考になる事例です。
税理士法人レガシィは、同社も所属するレガシィマネジメントグループから、話すだけで遺言が形になるデジタル遺言アプリ「AIユイゴンWell-B(ウェルビー)」を正式にリリースしたことを発表しました。
プレスリリースでは、日本における遺言書作成率の低さという社会課題を背景に、アプリの機能や今後の展開をわかりやすく紹介しています。あわせて「デジタル遺言に関するアンケート」を案内することで、読み手が自分ごととして捉えやすい工夫も施されています。記念日に直接結びつけた発信ではありませんが、終活を考えるきっかけを提供する内容であり、相続や終活といった人生設計に関わる重要な課題に対して積極的に取り組む姿勢が伝わる参考事例です。
参考:話すだけで遺言が形になるデジタル遺言アプリ「AIユイゴン Well‑B」8月1日正式リリース
一般社団法人終活協議会は、終活ガイド資格2級・3級を取得している390名を対象に「墓じまい」に関する意識調査を実施し、その結果をプレスリリースで発表しました。この調査では、終活の現場からの生の声を浮き彫りにしています。
プレスリリースは、調査トピックス、要点、結果といったわかりやすい構成で展開されています。視認性が高いカラーグラフを用いている点もGOODポイントです。「終活を考える日」に直接ちなんだ事例ではないものの、終活を考えさせるリアルな声を掲載した点が参考になる調査リリースです。
参考:【2025年最新調査】墓じまいを考える理由1位は「跡継ぎがいない」 |終活ガイド資格者390人に聞いた意識調査
10月1日の「終活を考える日」は、終活に注目が集まりやすい日です。特に、終活関連事業者にとっては、「終活を考える日」を切り口として広報PRをするよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「終活を考える日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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