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観光バス記念日(12月15日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日観光バス記念日(12月15日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

12月15日は「観光バス記念日」。今回は「観光バス記念日」の意味や由来を解説します。

また、「観光バス記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に観光業界の方や、旅行・観光にまつわる商材の企画・販売を行っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「観光バス記念日」の意味・由来とは?

12月15日は「観光バス記念日」です。1925年12月15日東京乗合自動車によって、日本初の定期観光バス「ユーランバス」の運行が開始されたことを記念して制定されました。

それまで馬車や人力車が移動の手段であった日本では、1923年の関東大震災をきっかけに、バスの利点が改めて見直されることとなりました。次第にバスが庶民の足として普及し、1925年には観光バスが登場します。

大正〜昭和時代初期における観光バスといえば「ユーランバス」が主流でした。現代ほど娯楽に溢れていなかった当時、観光バスは庶民の間で大変好評だったようです。

その後、東京乗合自動車の経営不振によって「ユーランバス」は休止となりますが、新日本観光株式会社へと譲渡されています。

「観光バス記念日の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「観光バス記念日の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「観光バス記念日の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「観光バス記念日の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「観光バス記念日の日」を元に発信をする流れ

「観光バス記念日の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「観光バス記念日の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「観光バス記念日の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「観光バス記念日」を広報PRに活かした事例

「観光バス記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「観光バス記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「観光バス記念日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.バス乗り放題チケットで観光地へのアクセスがお得なるキャンペーンを実施

西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は、山陰地域の周遊パスやバス乗り放題チケットを活用し、観光地へのアクセスをお得に楽しめる「tabiwaではじまる『ノスタルジック山陰』キャンペーン」を実施。

プレスリリースではポイント10倍や地域特産品のプレゼントなど、利用者にとって魅力的な特典があることを紹介しています。応募方法をわかりやすく記載している点もポイントです。

記念日に合わせた広報PRではありませんが、地域性を活かしたキャンペーンの情報や生活者の興味を高める内容をプレスリリースに盛り込んだ参考事例です。

参考:tabiwaではじまる「ノスタルジック山陰」キャンペーンを実施します!

事例2.世界に1台しかないラッピングバスが期間限定で登場

兵庫県加古川市は、地元出身のイラストレーターが手がけた人気医療ミステリー小説『天久鷹央の推理カルテ』と市の魅力発信キャラクター「かこのちゃん」がコラボレーションすることを発表。期間限定のラッピングバス運行やキャラクターによる車内アナウンスを通じた観光PRを展開しました。

プレスリリースでは市民にとって身近で便利な手段となっているかこバスが、ラッピングバスとなって加古川の街を走行することを紹介。観光バスではないものの、世界に1台しかないバスとサブタイトルに入れることで、読み手の興味を引き付けます。

「観光バス記念日」に合わせたプレスリリースの配信ではありませんが、地域性と作品を融合させ、限定感や体験価値を効果的に掲載できている参考事例です。

参考:「かこのちゃん×天久鷹央の推理カルテ」のラッピングバスが期間限定で登場 施中

事例3.渋谷エリアを周遊する定期観光バスがお得に試せるキャンペーン実施

東急バス株式会社は、渋谷エリアを周遊する定期観光バス「SHIBUYA STREET RIDE」にて、1,000円で利用できるお試しキャンペーンを2025年1月31日まで実施することをプレスリリースで配信。オープントップバスは、渋谷や表参道、原宿などの観光スポットを多言語対応ガイドとともに楽しめる特別な体験を提供します。

通常価格より大幅にお得な運賃設定をプレスリリースの冒頭に掲載。観光スポットの街並みをオープントップバスの特徴について触れたうえで、運行詳細を展開した構成がポイントです。

記念日に絡めたプレスリリースの配信ではありませんが、キャンペーンをフックに観光客バスの魅力が伝わる参考事例です。

参考:オープントップバス スーパープライスセール

「観光バス記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

12月15日の「観光バス記念日」は、観光バスを扱う旅行・観光業界に注目が集まりやすい日です。他にも、観光バスと絡めた製品の宣伝をしたい企業の方や、観光業界の雇用情報を扱う企業の方にとっても、よい広報PRの機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「観光バス記念日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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