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シルクロードの日(3月28日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日シルクロードの日(3月28日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

3月28日は「シルクロードの日」。今回は「シルクロードの日」の意味や由来を解説します。

また、「シルクロードの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に旅行業界の方や世界史・世界遺産に関連する商品やサービスを提供している企業などはぜひ参考にしてみてください。

「シルクロードの日」の意味・由来とは?

3月28日は「シルクロードの日」です。1900年(明治33年)のこの日、スウェーデンの地理学者で中央アジア探検家であるスヴェン・ヘディンが、シルクロードの古代都市・楼蘭を発見したことに由来しています。

「シルクロード」とは、古代の中国と西洋を結んだ交易路のこと。当時中国側の最も重要な交易品であった絹がこの道を通って西洋に伝わったことから、「シルクロード(絹の道)」と呼ばれるようになりました。

2014年(平成26年)には、「シルクロード:長安-天山回廊の交易路網」としてユネスコの世界遺産に登録されています。

「シルクロードの日」をきっかけに広報PR活動する効果

「シルクロードの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「シルクロードの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「シルクロードの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「シルクロードの日」を元に発信をする流れ

「シルクロードの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「シルクロードの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「シルクロードの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「シルクロードの日」を広報PRに活かした事例

「シルクロードの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「シルクロードの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「シルクロードの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.大阪・関西万博のウズベキスタンパビリオンの見どころを発表

ウズベキスタン芸術文化開発財団は、2025 年大阪・関西万博における同国のパビリオン『知識の庭:未来社会のための実験室』の見どころをプレスリリースで発表しました。大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿って、ドイツの建築設計会社のアトリエ・ブリュックナーがデザインと建築を担当。

目を引く「ウズベキスタンパビリオン」の画像をプレスリリースのメイン画像に設定。シルクロードを通じて科学や文化の知識が発展してきたウズベキスタンの豊かな文化遺産、先進的な建築技術、そしてSDGsへの取り組みを紹介しています。「シルクロードの日」にちなんだ発信ではありませんが、シルクロードに絡めたプレスリリースを配信する際の参考になる事例です。

参考:<大阪・関西万博>ウズベキスタンパビリオンの見どころを発表

事例2.トルコ東部の街アナトリアの魅力を発信

トルコ共和国大使館 文化観光局は、多彩な自然景観と豊かな歴史、温かなおもてなしが息づくトルコ東部アナトリア地方の魅力をプレスリリースで配信。シルクロードの多文化都市である東部アナトリア最大の考古学遺跡「アニ」をはじめ、圧巻の考古学的遺跡や雄大な渓谷など、訪れる人々を惹きつける魅力にあふれる名所を紹介しました。

また、プレスリリースでは2025年7月24日から27日にかけて同地で開催される「ムンズル自然文化フェスティバル」についても告知。記念日にちなんだ広報PRではありませんが、写真をたくさん使って視覚的にも魅力を発信するなど、同地域を知らない潜在層への認知拡大に寄与した参考事例です。

参考:トルコ東部アナトリア:歴史と自然が融合する観光地の新たな魅力を発見

事例3.国立アイヌ民族博物館 第8回テーマ展示を発表

公益財団法人アイヌ民族文化財団は、2025年3月15日から2025年5月18日の期間中、国立アイヌ民族博物館において第8回テーマ展示「ウイマㇺレプンカ サンタン交易と蝦夷錦」を開催するとプレスリリースで発表。「北東アジアのシルクロード」とも呼ばれたサンタン交易を通し、アイヌ文化にもたらされた中国製品と他の先住民族との交流について紹介します。

プレスリリースでは、期間中に開催される講演会やギャラリートークなどのイベントを特設サイトのリンクを添えて紹介。展示物の写真も併せて掲載し、今回の企画をポイントに分けてピックアップし、展示の様子がわかるよう写真を掲載したのがGOODです。「シルクロードの日」に関するプレスリリースではありませんが、長期イベントを発信する広報PR施策の参考にしてみてはいかがでしょうか。

参考:【国立アイヌ民族博物館】第8回テーマ展示「ウイマㇺレプンカ サンタン交易と蝦夷錦」2025年3月15日より開催

「シルクロードの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「シルクロードの日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「シルクロード」は世界史において重要なキーワードでもあり、旅行を楽しむうえでテーマにする人もいます。「シルクロードの日」にはよりシルクロードに関連する歴史や文化に注目が集まるため、イベントを開催したり研究発表をしたりするのもよいでしょう。

日本とも関わりの深いロマン溢れる「シルクロードの日」をきっかけに、自社製品やサービスなどを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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