
心の介護に向き合う日
5月8日は「小鉢の日」。今回は「小鉢の日」の意味や由来を解説します。
また、「小鉢の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、和食を中心とした商材を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
5月8日は「小鉢の日」です。豆製品・昆布製品をはじめ、健康バランスに配慮した食品を製造販売する、フジッコ株式会社によって制定されました。
日付は「こ(5)ば(8)ち」と読む語呂合わせが由来。普段の食事におかず(小鉢)を追加することで、「一汁三菜」の理想的な栄養バランスを摂ってもらうことが記念日制定の目的です。
同社だけでなく、小鉢や総菜関連の商品は各地の企業が展開しています。自社商品のプレスリリースを発表したり、栄養・健康・植字などにまつわる情報発信につなげたり、多様な広報PR活動に活かしやすい記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「小鉢の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「小鉢の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「小鉢の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「小鉢の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「小鉢の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「小鉢の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「小鉢の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「小鉢の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例とポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「小鉢の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
有限会社 GENIUS AT WORK(ジーニアスアットワーク)は、東京都渋谷区にある「もしも食堂」の閉店に際して「お礼の大感謝祭 グルメ小鉢フェア!」を開催することをプレスリリースで発表。1皿200円均一で、さまざまなメニューを小鉢で提供するグルメイベントです。
タレントを起用した特別公開イベントも決定しており、登壇者の写真とともに魅力を訴求したプレスリリースがGOOD。「小鉢の日」の広報PR施策ではありませんが、小鉢メニューに特化したユニークな企画内容や、当イベントならではの強みがわかりやすい好事例です。
参考:“音楽界のグルメ通” ホフディラン・小宮山 雄飛がプロデュース「もしも食堂」グランドフィナーレお礼の大感謝祭 <グルメ小鉢フェア!> 開催!2024年3月1日(金)〜3月31日(日)
新感覚の飲食店をプロデュースする大和企業株式会社は、「おぼん食堂 16 CASA」のグランドオープンに合わせてプレスリリースを配信しました。一汁三菜に三菜を加えた「一汁六菜」を楽しく味わえるよう、カジュアルなメニューを展開した飲食店です。
「一汁六菜」「カジュアルな定食」など印象的な文言を盛り込み、リニューアル日もわかるようまとめられたタイトルがGOODポイント。さらにプレスリリース本文では、実際に提供するメニューの写真や、小鉢を並べた写真を掲載し、食欲をそそる魅力的な記事に仕上げています。記念日に関するプレスリリースではありませんが、読み応えを感じる参考事例ではないでしょうか。
参考:阪急西宮ガーデンズ に、“ 一汁六菜 ”をカジュアルな定食でお楽しみいただける「おぼん食堂 16 CASA」が、2024年3月28日(木)グランドオープン。
フジッコ株式会社は、新商品「おかず畑 切干大根とツナの7品目のサラダ」のプレスリリースを配信しました。「おかず畑 野菜でバランス」シリーズから新しく登場した、切干大根など7種類の具材を使用したサラダです。
プレスリリースでは「開発背景」「商品特徴」といった項目を設け、本商品へのこだわりや魅力を訴求しています。こちらも「小鉢の日」の事例ではありませんが、小鉢として食卓に出しやすい手軽さなど、自社商品ならではの独自性をアピールした好事例といえるでしょう。
参考:こだわり続けたフジッコの“切干大根”がサラダで味わえる!「おかず畑Ⓡ 切干大根とツナの7品目のサラダ」2024年3月1日(金)より新発売
5月8日の「小鉢の日」は、小鉢・小皿や一汁三菜といった和食関連の情報に注目が集まりやすい日です。メニューの開発・提供に携わっている方や、小鉢を中心とした企画を手掛ける企業の方にとっては、「小鉢の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「小鉢の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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